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札幌のレトロなカフェ「コーヒープラザ西林(にしりん)」で名物のカツライスを食べる

 昔から宿泊出張が苦手で、出張日数が長ければ長いほど体重が減ってしまう。出張時はビジネスホテルを利用するのだが、いつも畳の上に布団を敷いて寝ているので、ベッドになった途端に眠りが浅くなるというのが一つの原因だ。出張中は常に寝不足気味になってしまう。

 また、一人で食事をとるにが苦手なので、ついつい簡単な食事で済ませてしまうというのも原因の一つかもしれない 。元来賑やかな方が好きなので、一人で食事をとるのは「一人」ということを痛烈に思い知らされてしまうし、お酒を飲めないので晩御飯などは特に手持ち無沙汰になってしまう。

 そんな宿泊出張が苦手な私だが、先日出かけた札幌で思いがけず一人で行っても居心地の良いカフェを見つけた。 昭和の香りが漂うカフェは、一人なのに一人を感じさせない居心地の良さだった。

レトロな雰囲気のカフェ「コーヒープラザ西林(にしりん)」 

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 地下鉄南北線「大通駅」からすぐの場所に4丁目プラザというビルがあるが、その地下2階にあるのがレトロな雰囲気の「コーヒープラザ西林」というカフェ。カフェというよりも喫茶店と呼んだ方が、お店の雰囲気にマッチしているかもしれない。

 地下鉄の改札を出るとポールタウンという地下街になっており、そこから入ってすぐの場所にあるし、地上からだと市電「西4丁目電停」正面のビルなのでわかりやすい。

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 店内は新しいような懐かしいような、ちょっと不思議な感覚にとらわれる雰囲気だ。藤のテーブルと椅子、シュガーポットなどはどことなく昭和の雰囲気を醸し出しているが、大勢の人が行き交うショッピングフロアの一角にあるということもあって、店内を見渡すと適度にざわざわとしていて良い。

 入り口側が喫煙席で奥の方が禁煙席となっているが、仕切りがあるわけではないのでタバコを吸わない人にとっては煙や匂いが気になってしまうかもしれない。逆に言えば、愛煙家にはありがたいお店なのだろう。

 そういったことも含めて、昭和21年から続くこの店は昭和レトロな雰囲気を持っているのだろうと思う。

■「コーヒープラザ西林」

 住所:札幌市中央区南1条西4丁目4丁目プラザ地下2階
   〈地下鉄南北線大通駅すぐ〉
電話:011-261-1138
営業時間:10:00〜20:30

思わずニンマリしながら名物のカツライスを食す

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 http://www.goma-soba.jp/nishirin/

 このお店の名物は「カツライス」。店内のメニューにもホームページにも「昭和24年から変わらぬ味、西林特製ソースです。 当店でしか召し上がることのできない味をご堪能ください。」と書いてある。「特製ソース」に「当店でしか召し上がることのできない味」となれば、これはもう堪能するしかない。

 最近、テレビ番組としてもヒットしているコミックに「孤独のグルメ」という本があるが、主人公の井之頭五郎のごとく頭の中でいろいろなことを考えながらさりげなく注文してみた。

 ホットコーヒーを飲みながら待っていると、ほどなくメニュー写真どおりのカツライスが運ばれてきた。普段であればすぐに写真を撮るのだが、美味しそうな香りに誘われてついつい写真を撮り損ねてしまった。

 カツはサクッと揚げられていて、香ばしくジューシーだ。特性ソースはオレンジがかった色をしていて、デミグラスソースをイメージしていたこともあって「おやっ?」と思わされた。

 カツとご飯とソースをスプーンにのせて口のなかに運ぶと、少し甘酸っぱい味と香りが口のなかに広がる。どことなく甘めのチリソースのような味の特性ソースは、カツの油っぽさを消しつつ食欲をかきたててくれる。

 今まで食べたことのないこの味は、次に訪れた時にはもう一度食べたくなるに違いないと感じた。

札幌にはどうして個性的なカフェが多いのだろう

  仕事で札幌に行く機会が多いが、いつも感じるのがカフェの多さ。しかも、スターバックスやタリーズなどの全国チェーン店ではなく、個人または北海道内だけのチェーン店が多いような気がする。

 数値的な統計を出してみた訳ではないが、札幌の街を歩くと様々なカフェや喫茶店を見かける。コーヒー好きとしてはありがたいし、移動中にメールチェックなどのモバイルワークをするのにも困らない。

 さらに、個性的で素敵なお店も多く、今回ご紹介した「西林」のようにレトロなお店や自宅で過ごすようにくつろげるお店など、それぞれに個性的なのも特徴だろう。

 まだそれほど多くのお店に行ったわけではないので、これからも出張時の仕事終わりやプライベートでの旅行の時など、機会を作ってせっせとカフェ巡りを楽しんでみたい。