今週のお題「ゴールデンウィーク2015」
今年のゴールデンウィークは、一度行ってみたいと思っていた文具店に行くことができた。東京のJR中央線沿いには個性的な文具店がいくつもあるが、中野の文具店では旅を感じさせてくれる面白くて楽しい文房具を手に入れることができた。
「旅」を感じさせてくれるお店
JR中野駅北口から徒歩10分ちょっと。昔ながらの商店街をぬけたところに旅を感じる文具雑貨店「旅屋」がある。店内はそれほど広くはないが、白をベースとした壁に囲まれていて、また窓ガラスも大きいので店内がとても明るくて開放的な印象を感じる。
その時に買ったのがこちらの商品。本当はもっといろいろ買いたかったのだが、際限なく買ってしまいそうだったので、本当に使いそうなものだけに絞って買った。「泣く泣く」という表現がピッタリの買い物だった。
カメラのイラストが入った袋や素敵な絵柄のマスキングテープ。そして、ちょっと楽しくなるメモ帳とテンプレートを買い、ニコニコしながらお店を出た。知らない人が見たらちょっと怪しいかったかもしれない。
絵柄が揃うミニ手帳とユニークなテンプレート
今回一番のお気に入りだったのが、ツバメノートが販売しているミニ手帳。手の平にスッポリ入るぐらい小さな手帳だが、中は方眼目盛になっていて絵文字でメモをとる私にはうってつけのメモ帳。さらにミシン目が入っているので、メモをしたら切り取って手帳やノートに貼ることができる。
会議や打ち合わせのメモは専用のノートを使っているが、ちょっとした時に思いついたことを書き留めたりするのに、ワイシャツの胸ポケットに入るミニ手帳はありがたい。アナログな私にとっては、思いついたことを手帳にメモするというのは必須な作業なので、これから毎日役立ってくれると思う。
元々の絵柄も海外や旅を感じさせてくれるものだが、5冊セットの手帳を並べると全ての絵柄が繋がっている。こういった小技の効いた文房具というのは持っていて楽しい。思わずニヤリとしてしまう感じだろうか。使うのがもったいなくなってしまいそうだ。
組み合わせができるテンプレート
もうひとつ面白いなと思ったのが、このダイヤリーテンプレート。手帳の予定欄にワンポイントを書くためのテンプレートだが、天気や交通機関のマークがあって「旅」を感じさせられる文房具だなと思う。
ちなみに、このテンプレートは組み合わせによっていろいろなマークが書けるようになっている。「□+V」で手紙のマークを、「□+¥(のようなもの)」でプレゼントのマークを書けるようになっている。
このほかにも、雲マークと太陽マークで「曇り時々晴れ」を表示できたり、四角とタイヤで電車マークを描けたりと、ちょっとした頭の体操にもなりそうなテンプレートだ。
私はテンプレートが好きでいろいろなタイプを手帳に挟んでいるが、こういった遊び心のあるテンプレートは持っていて楽しい。新しく手帳に挟むお気に入りのテンプレートがまた見つかった。
文房具には遊び心が必要だ
社会人になって仕事をするようになると、なぜか質実剛健ないわゆる「事務用品」ばかりをつかうようになる。会社から支給されるのがそういった事務用品なので仕方が無いが、自分で好みの文房具を買って使うということも必要だと思う。
例えば技術職の方が自分専用の高額の工具を持っていたり、例えば料理人が特別な包丁を持っていたり、例えば理容師が専用のハサミを持っていたりするように、事務職の場合には仕事で使う文房具にこだわるというのもひとつの方法だ。
おもちゃのような文房具を使うのは問題かもしれないが、書きやすいボールペンや万年筆、書き心地の良いノートなどにお金をかけてみる。事務職のプロ(という言葉があればだが)として使う道具にこだわってみるというのも、仕事に対するモチベーションをあげるためには大切ではないだろうか。
そういう私はどちらかというと「無条件に文房具が好き」というところから始まっているので、仕事のために文房具を揃えるというのは後付けの理由になっていることは否めない。テンプレートを買ってニコニコしながら試し書きしている姿というのは、味方によってはちょっと恐いかもしれない。
それでも文房具大好き人間としては、そんなちょっとしたことで幸福感を得られることに感謝したいと思う。