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ゴールデンウィーク明けは渋谷ヒカリエの「HUMORA(ユーモラ)」に行こう!

 福祉施設などで作られた商品を授産品と呼ぶが、最近ではアーティスティックな商品や一点物の商品など、一昔前の授産品とは趣の異なる商品が市場に出てき始めている。連休明けから渋谷ヒカリエで行われる授産品のセレクトショップは、そういった素敵な商品をセレクトして販売する期間限定のショップだ。

授産品を集めたセレクトショップ「HUMORA(ユーモラ)」

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 5月14日(木)から渋谷ヒカリエ2階にオープンするのが、期間限定のショップ「HUMORA(ユーモラ)」。各地の授産品を集めたセレクトショップだ。福祉施設で作られた一点物のアクセサリーや、障がいのあるアーチストが描いた商品などが揃う。

 昨年末に千代田区で行われた「HUMORA(ユーモラ)」をのぞいてきたが、可愛い雑貨屋素敵な雑貨がたくさん並べられていた。これが福祉施設で作られた商品なのかと驚くほどクオリティが高く、値段も相応だったのが印象深かった。

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 昨年末には、東京千代田区にある3331ArtsChiyodaで開催された「HUMORA(ユーモラ)。旧中学校校舎を利用したアートスペースでの開催は、並べられたアーティスティックな商品にマッチした雰囲気で落ち着いて見ることができた。

  今度の開催はオシャレな街渋谷のオシャレなショッピングビルでの開催なので、どのような表情を見せてくれるのか楽しみだ。

□「HUMORA(ユーモラ)」

会期:2015年5月14日(木)〜5月27日(水)
時間:10:00〜21:00
会場:渋谷ヒカリエ ShinQs 2階 Event Stage 2
アクセス→http://www.hikarie.jp/access/
☆ヒカリエwebサイト
http://www.hikarie.jp/event/detail.php?id=2185

授産品のイメージが変わるショップ

 セレクトショップ「HUMORA(ユーモラ)」を運営するのは、NPO法人の「エイブル・アート・ジャパン」。芸術文化活動を通じて、障がいのある方や生きにくさを感じている方などを、障がいの種別や有無にかかわらず様々なサポートを行っている。

 福祉施設などで作られる商品を授産品というが、そういったものを芸術品としてとらえることで商品価値を上げているのも活動のひとつだ。一点物のアクセサリーやどこか愛嬌のあるイラストを施した雑貨品などは、授産品のイメージを変えるとともに商品価値を上げている。

 デザインは商品そのものの価値を上げる役割があるが、そこに障がい者の生み出すアートを絡めたところが素晴らしいと思う。そういう意味でも、「HUMORA(ユーモラ)」に並べられている商品を見る価値があるのではないだろうか。

「良い品物だから買う」という姿勢を持ちたい

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 私の大好きな雑貨の一つに、新潟の「 つばめキャンドル」で作られる商品がある。結婚式場のキャンドルサービスで使われたキャンドルを再利用した商品は、「幸せのおすそ分け」というキャッチフレーズのもとで様々な商品が企画・製作されている。

 福祉の現場で作られる商品の中には、正直言って商品価値の高くないものもある。それは作っている利用者の障がいの程度にもよるだろうし、福祉作業所等の考え方や体制の問題もあるだろう。できることをできる範囲で行うというのは正しい考えだとも思う。

 一方で、デザインやターゲットを考えたうえで、一般市場でも十分通用しうる商品も生まれてきている。どちらが良いかということは一概には言えないが、授産所の工賃を向上するということを目指すのであれば、やはり商品価値を上げて売り上げを拡大するというのは目指すべき方向なんだろうと思う。

 そのためにも、今回ご紹介した「HUMORA(ユーモラ)」のように、一般商業ビルで商品を販売し流通させるということは必要なことだろうし、そういった商品を「福祉商品だから買う」ということではなく「良い品物だから買う」という目で見ることが、授産品を育てるという点でも大切なのかもしれない。