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夏こそ、中高年や女性にこそ始めて欲しいボルダリング

 人口の壁に取り付けられた手掛かりを使って登るボルダリング。私が始めたのは40代最後の年でかれこれ3年ほど前のことだが、その当時はググッとボルダリングがブームになり始めた時だった。

 現在でも若者の間を中心にしてブームが続いているスポーツだが、私も含めて中高年にこそ始めて欲しいスポーツだ。そして、暑い夏こそボルダリングを始めるのには適しているスポーツだと思う。

 ■「ボルダリング」ってなんだろう?

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 ボルダリングとはロープを使わず2〜3メートルの岩を登るスポーツ。 元々はロープクライミングの練習として自然の中にある岩を登るところから始まったが、 現在では室内に人工的に作られた壁を登る「ボルダリングジム」が主流になっている。

 最近ではボルダリングジムが色々な場所で夜遅くまで営業しているので、 会社帰りに壁を登って帰るという楽しみ方が出来るし、「ボルダリング」というと「ジムで楽しむ」というイメージが定着しつつある。

 ただし、自然の中にある岩を登るアウトドアボルダリングを楽しんだ方にしてみると、屋外の「岩」を登る楽しさはまた格別らしい。私もいつか野外の岩を登ってみたいと思っている。

 ボルダリングジムではクライミングウオール(人工壁)を登るが、 難易度ごとにルートがいくつも決められていて、 例えば「7級はピンクのシールがついたホールドを使って登る」というように指定されている。

 難易度が増すにしたがってホールドの位置が離れていたり、 足も同じ色とシールのホールドしか使えなかったりと、 同じ壁を登っていてもたくさんのルートを使うことになる。

 専門の道具はクライミングシューズと手につけるチョークだけだし、 シューズもチョークもジムでレンタル出来るので初心者も気負わず楽しむことができるスポーツだ。

■中高年や女性に向いている理由

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 ボルダリングというと若い男性がバリバリ登るというイメージがある。実際に国内大会や国際大会で上位に入っているのはそういった人が多いが、女性や中高年にも案外向いているスポーツだと思う。

 自分自身が50代を前にしてボルダリングを始めたからこそ言えることかもしれないが、ボルダリングで必要なのは決して筋力だけではないようだ。それ以上に、壁を登るのには「身体の軽さ」や「柔軟性」というのがとても大切で、 ルートの難易度が高くなればなるほど、 筋力だけではなくムーブメント(身体の動き)が大切になってくる。

 そういう意味では身体が軽くて関節の柔軟性が高い女性の方が、 案外上手になるのが早いかもしれない。実際にジムで見ていても初心者なのにスイスイと登っている女性を見かけるし、短期間で上達している女性がとても目に留まる。

 また、ボルダリングは「無理をしないスポーツ」だとも言えるので、中高年にとっても向いていると思う。急激に心拍数が上がることもないし、無酸素運動のように身体に負荷がかかりすぎるということもない。

 逆に、身体の関節を思い切り伸ばしたり動かしたりするので、年令とともに関節の可動域が狭くなる中高年であればあるほど、 週に1回思い切り動かすことで関節痛を予防することにもつながりる。実際、私もボルダリングを始めてから肩こりに悩まされることが無くなった。

 もちろん準備運動やストレッチは若い人以上に入念に行う必要があるが、それだけを注意していればケガも無く楽しめると思う。「何か運動を始めようかな」と思っている方がいれば、 手軽に始められて達成感を味わえるボルダリングに一度挑戦してみて欲しい。

■ボルダリングは夏に始めるのが良いという理由

 室内のジムでボルダリングを始めるのであれば季節を問わないが、どうせなら夏から始めるのが良い。猛暑の中でランニングをするのは身体に悪そうだし、大汗をかいて熱中所になるのも怖い(そんは人ばかりではないと思うが)。

 その点、室内で身体を動かすボルダリングは多少の汗をかいても問題ないし、インナーマッスル系のスポーツなので無理せず内側から筋肉を鍛えてくれる。何よりも寒い時期と違ってジムに到着するまでに体温が上がっているので、入念なストレッチを行うだけですぐに筋肉が動いてくれるのでケガも少ない(と思う)。

 また、もしも山登りや岩登りをするのであれば天候が安定して空気の乾く秋口からがアウトドアシーズンになるので、それまでに筋力と体力を蓄えておくことができる。

 ボルダリングを始めたいけどなかなかジムに行くきっかけが無いという方がいれば、ぜひ涼むつもりで気楽にボルダリングジムを見学してみると良い。暑い屋外から涼しい室内に入ると、それだけで「やってみようかな〜」という気持ちになれるかもしれない。

 要は、新しいことを始めるのには、ある程度の思い切りとタイミングというものが大切なんだろうと思う。