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おやこでポレポレ《文房具好きブログ》

大好きな文房具や書籍、日常のことなどを更新中です!

心温まる不思議世界の不思議な料理店「食堂つばめ2」(矢崎ありみ)

読書

 小説にも好きなシリーズがいくつかあって、シリーズの新刊が出ると読んでいる本があってもすぐに買ってしまいます。今回も以前読んで良かったなと思っていた物語の続編が出ていて、思わず買ってしまいました。 

  ■あの世とこの世の狭間の街にある不思議な食堂

食堂つばめ 2 明日へのピクニック (ハルキ文庫)

 今日ご紹介するのは矢崎ありみさんの「食堂つばめ 2 明日へのピクニック」という一冊。「生きる」ということと「食べる」ということがセットになった、心温まる短編集です。
【内容情報】(「BOOK」データベースより) 「食堂つばめ」は、どんなメニューでも作ってくれる、ちょっと不思議な料理店。生と死の境目にある街にやってきた人たちのために、料理人ノエは今日も腕をふるっています。料理を食べた人が大切な誰かのもとに戻れるよう、願いをこめながら…。妻オリジナルレシピ・つゆだく肉じゃが、老舗洋食屋のマカロニグラタン、おばあちゃんが毎年作ってくれたかき餅などなど、大切な人と味わったあの味が思い出とともにじんわりと心に沁みてくる、大好評「食堂つばめ」シリーズ、待望の第二弾!
 矢崎ありみさんの小説では「ぶたぶたシリーズ」が一番好きですが、今回読んだ「食堂つばめ」は、「ぶたぶたシリーズ」にも通じる温かさがあります。
 前作では、臨死体験をした男性が主人公で、“食堂つばめ”で料理を作る美しい女性料理人ノエさんを巡るやりとりが綴られていました。続編は食堂つばめにやってくる人々が主人公。それぞれの事情を抱えながら「生きる」ということを考えます。
 人々が迷い込む不思議な町は、あの世とこの世をつなぐ町。迷いこんだ人々は、何かに突き動かされるように「ある方向」へ進んで行きますが、そこで食堂つばめを知り、食事を味わうことによって「生きる」ということを考えていきます。
 4つの物語それぞれ独立して語られていますが、どの物語も優しさに包まれていて、読み終わった時に心がとても温かくなる物語ばかりです。
 「休日にゆっくりと心安らぐ物語を読みたいな」と思っている方にもオススメですし、「生きる」ということをきちんと考えて欲しい中高生にもぜひ読んでもらいたい一冊です。
 矢崎ありみさんの書かれる物語には思わず食べたくなる食事が出てきますが、今回の「食堂つばめ2」もそういう食事がたくさん出てきました。美味しい物は心を温かくしてくれますし、生きる気力を与えてくれるんだなと改めてそう思いました。 
食堂つばめ 2 明日へのピクニック (ハルキ文庫)