暑かった夏も過ぎ去って、ようやく秋の気配が漂ってきましたね。通勤の際に、上着を着てちょうど良いくらいの気候になりました。今日は週末金曜日、「引っ越しの日」なのだそうです。
1868年（明治元年）の10月13日、明治天皇が京都御所から江戸城に入城されました。その後、江戸城は皇居となるのですが、この日を近代の引越しの始まりとして全国引越専門協同組合連合会が制定しました。
全国引越専門協同組合連合会という名称には馴染みがないと思いますが、「ハトのマークの引越センター」といえばお馴染みなのではないでしょうか。1974年（昭和49年）に東京で創立された引越専門の運送事業者団体で、現在全国150センターで運営されていますので、引越しでお世話になったという方も多いと思います。
私は引越しが他の方よりも多くて、就職で一人暮らしを始めたときから数えて今まで9回ほど引越しをしました。一番短い時で1ヶ所に2年、一番長くて15年ほど住んでいましたが、独身の頃は荷物もほとんどありませんでしたので、トラックを借りて自力で引越しをしていました。お金はないけど時間と体力はあった頃の話です。
引越しは荷物を箱に詰めたり片付けたりという荷物回りのことから、電気やガス、水道などの手続き関係など煩雑な処理も多くてなかなか大変。それでも、不要なものを捨てるチャンスでもあり、生活をスリムにするのにはうってつけの機会ではないでしょうか。我が家も引越しの度に荷物が減っていき、今では夫婦二人で家財道具や衣類など生活用品の少ないシンプルな生活を楽しんでいます。引越しの際にも、2tトラック一台で十分なほど。使わないものは捨てるという勇気が必要かもしれませんね。
今日は週末金曜日。秋の夜長を楽しめるような、ゆっくりと読める本でも買って帰ろうと思います。
