子どもの頃には、文字を書くときに「ノートに顔を近づけると目が悪くなるよ」と注意されたものだが、最近では「タブレットに近すぎると目が悪くなるよ」と注意する必要があるそうだ。小学生でも授業でタプレットを使うようになったこともあり、また自宅でもスマホやタブレットを使う機会が多くなったのが理由だ。そんなご時世を反映して、親の代わりに画面への近づきすぎを防いでくれるグッズが発売される。
近づきすぎを教えてくれる「めまもりん」
キングジムは、タブレットなどの画面に顔が近づくとライトとブザーで教えてくれる近視対策ライト「めまもりん」を2023年10月27日(金)から発売する。予定販売価格は5,000円（税別）だ。
文部科学省 の「学校保険統計調査」によると、タブレットなどのデジタルデバイスの普及が原因なのか、子どもの近視が2021年度には小学生で37%、中学生で61％と40年前にくらべれ約2倍に増えてきている。子どもは集中するとどんどん画面に顔が近づいてしまいがちなので、保護者は「画面に近づきすぎると目が悪くなるよ」と注意をしなければならないが、「近づきすぎる」の尺度が曖昧なのも事実だ。
今回発売される「めまもりん」は、タブレットなどの画面に顔が近づくとライトとブザーで教えてくれるサポート商品だ。クリップ式でタブレットやスマホに取り付けることができ、顔が画面から約30cm以内に近づくと赤外線測距センサーによってLEDライトの点滅とブザー音で教えてくれる。
また、スタンド付きなので、クリップでデバイスに止めるほかにも机に置いて使用することもできる。ブザーの音量もオン・オフが可能なので、図書館など静かにしなければならない場所でも使えるよう配慮されている。タブレットなどのデバイスだけではなく、本やノートにも使えるので子どもたちの禁止対策に役に立ちそうだ。
