今日は週末金曜日。三連休後の金曜日ですので、すぐにやってきたような気がしますが、今日は「桜島の日」なのだそうです。
鹿児島は私の故郷ですので桜島を見ると「帰ってきたな~」という気になるのですが、1914年(大正3年)の今日、鹿児島県の桜島で史上最大の大噴火が始まりました。通称「大正大噴火」と呼ばれる大噴火。もともと錦江湾に浮かぶ島だった桜島が、この噴火と多量の溶岩流出によって距離400m・最深部100mの海峡だった大隅半島とが陸続きになりました。今では溶岩の上に道路が作られていて観光道路となっていますが、桜島の北側には火山灰で埋まった鳥居などがあって、当時の惨状を目の当たりにすることができます。
今でも噴火は続いていて、2023年は年間215回もの噴火が観測されていますので、週平均で4回は爆発している計算になります。それだけに地元の方々は噴火に慣れてはいるのですが、火山灰が風に運ばれて飛んできますので掃除などがたいへんです。それでも形の良い桜島から噴煙が上がっている姿は美しくて、ついつい見入ってしまうほどです。
ちなみに、桜島の東部に位置する垂水市では、火山灰の缶詰「灰缶詰~ハイ!どうぞ!~」を作って道の駅や空港などで販売しています。
製作した垂水市は、「垂水市に降る桜島降灰によって、日常生活はもちろんのこと、農・水産物など様々な場面で被害を受けています。本缶は、そんな実情を知っていただくための1つの手段として、またこのような状況の元でも明るく、その逆境をはねのけようとする垂水市民の力強さを表すものとして、ユーモアを交えて作成したものです」
と述べていますので、見かけた際には是非手にとって見てください。
今日は週末金曜日。忙しくて年に一度しか帰れない故郷ですが、故郷の懐かしい風景を思い浮かべながら、故郷土産の「ふくれがし」を食べたいと思います。