「無人営業」というと最近話題になった「餃子の無人店舗」をイメージするが、文房具の世界でも無人営業の店舗が開店する。文具店とITCの融合は新たな携帯としてとても興味深い取り組みだ。
無人営業の文具店「むじんぶんぐ」
株式会社オカモトヤは老舗の純文具店を運営しているが、日本初の移動文具店「ヤング号」を各地に派遣するなど先進的な取り組みも行なっている。今回新たに2023年10月2日19時から行うのが「むじんぶんぐ」という店舗運営形態。その名の通り、文具専門店を友人と無人のハイブリッドで行うという取り組みだ。
2023年で創業111周年を迎えた株式会社オカモトヤは、1912年から東京・虎ノ門で商品販を行なっており、ビジネス街ということもあって10時オープン、18時閉店、土日祝休業という、小売業では珍しい形態をとって運営をしてきている。
今回、株式会社Nebraskaが開発した店舗向けDXソリューション「MUJINストア」を活用した、有人・無人のハイブリッド方式による24時間営業モデルの実証実験を行う。従来は営業時間外だった夜間・早朝の19:00～翌朝9:00までを無人営業とすることで、顧客の利便性を高めて売上拡大を図ることが目的だ。また、無人化営業に伴うリスク対応とし、映像解析AI技術とネットワークカメラを連携させる事によって防犯対策も実証実験して予定だ。
LINE連携による入店方式とセルフレジ会計の組み合わせで、売り上げが伸びることが期待されているが、私も開店したら是非一度訪れてみたいと思う。
◾️実証実験の対象店舗
店名：オカモトヤ虎ノ門店
住所：東京都港区虎ノ門1-1-24
アクセス：銀座線 虎ノ門駅Ａ8出口 徒歩30秒
実験期間：2023年10月２日～12月31日
営業時間：【有人営業】10:00～18:00、【無人営業】19:00～翌朝9:00
備考：有人無人の切り替えとして前後1時間はクローズ
