ピクニック気分でのんびり走る「マラニック」。3〜4年前に出てきた言葉のようだが、まだまだ定着しているとは言い難いものの、スロージョギングを楽しんでいる私にはぴったりの走り方だ。まだまだ旅行や観光ができるご時世ではないが、人混みを避けてのんびりと走るのはせめてもの気分転換だと思う。今回は東京・調布市にある飛行場に行ってみた。
東京と島嶼部を結ぶ調布飛行場
東京都調布市にある「調布飛行場」は、1941年(昭和16年)4月に竣工された共用飛行場が全身の飛行場だ。現在は、新中央航空株式会社によって東京の島嶼部(大島、神津島、新島、三宅島)への定期路線が運行されている。
空港はJリーグの公式戦が開催される味の素スタジアムのすぐ東側にあるが、アクセスとしては京王線調布駅、JR中央線武蔵境駅、三鷹駅、武蔵小金井駅からそれぞれバスが出ている。一方で車であれば中央高速自動車道調布ICから5分ほどで到着するが、駐車場がそれほど広くないのが難点かもしれない。
ターミナルはこじんまりとしながらもガラス張りの綺麗な建物で、その先にはセスナ機が並んでいる滑走路がすぐにある。
待合室もこじんまりとしながらも、とても綺麗で落ち着いた雰囲気だった。
ターミナルの2Fには小さいながらも展望フロアがあり、駐機している飛行機や離発着の様子を見ることができるようになっている。写真左奥に見えるのが味の素スタジアムだ。
待合室の片隅には島嶼部の名産品が入れられた自動販売機が設置されていて、島嶼部を結ぶ路線の発着場らしいなと思った。食事をする場所もなければ頻繁に飛行機の離発着を見られるわけではないが、のんびりとした雰囲気が流れるターミナルに入ると気分が落ち着くから不思議だ。今回はマラニックの途中で訪れたので軽く立ち寄っただけだが、次回はカメラ持参で飛行機を撮影しにきても良いなと思った。
次回は「プロペラカフェ」にも立ち寄りたい
地図の下側にも示されているが、滑走路のすぐ近くに「プロペラカフェ」というカフェがある。飛行機を見ながら洋食がいただけるカフェとして有名だが、今回は時間がなかったので残念ながらパスしてしまった。次回はここを目的地としてマラニックを楽しんでみたいと思う。