「東京の都心で稲作が行われている」、そんな話を聞いて出かけてみた。都心の一等地にあるビルの中に田んぼが作られ、野菜も育てられている風景は驚きの一言だった。
パソナグループのビル内農場
東京大手町にあるパソナグループ本部のアーバンビルビルは、外観も植物で覆われていて周囲のビルとは異なった雰囲気をかもしだしている。東京駅から歩いてすぐの場所にあるこのビルは人材派遣を営むパソナグループのオフィスビルだが、「田んぼのあるビル」としても有名だ。
1階ロビーに入ると目の前に突然田んぼが現れる。ビルの中にあるとは思えないぐらい本格的な田んぼで、稲がすくすくと育っていた。写真奥にはカフェスペースもあり、ゆっくり休むこともできるようになっている。
田んぼの奥では野菜も栽培されている。育てられていたのはオクラで、自動的に散水される様子を見ていると未来の農場に迷い込んだような感覚になってしまう。 これ以外にも打ち合わせスペースの上にはキュウリやトマトが実っていて、そのアンマッチな雰囲気に目を見張ってしまう。
水耕栽培も至る所で行われている。会議室の奥に水耕栽培の棚があったり、セミナー室でもレタスが育てられていたりと見学していて飽きない。
「アーバンファーム」と名付けられたこのスペースは、10名未満であれば予約なしで見学することができるので、お子さんと一緒に覗いてみるのも良いだろうと思う。また、併設のカフェも自由に利用することができるので、東京駅周辺に出かけた時の休憩場所として使うのも良いだろう。
都心のビル内にある農場は、一息つくにはうってつけのやすらぎ空間だった。
<パソナグループアーバンファーム>
開館日時/平日9:30~17:30
定 休 日/土・日・祝日
見 学 料/無料
お問合せ/03-6734-1070(株式会社パソナグループ事業開発部)