在宅勤務を頻繁に行うようになってから、自宅のWi-Fi環境に課題を感じるようになった。接続スピードが速いと遅いといったスピードの問題ではなく、突然繋がらなくなるという接続の問題だ。それはルーターの置き場所と私の作業部屋の位置関係に問題があった。
電子レンジの作動でWi-Fiが切れる
私が在宅勤務を行う部屋は、台所を挟んでWi-Fiルーターから最も離れた場所にある。最も離れたとは言ってもさほど広く無いマンションなのでたかがしれており、普段作業をする分には全く問題なくWi-Fiを受信することができる。
しかし、台所で電子レンジが使われると状況は一変し、Wi-Fiの電波が途切れたり一切繋がらなくなる。これはWi-Fiの電波も電子レンジも同じ2.4Ghzの周波数を使っているためで、電子レンジから漏れた電磁波がWi-Fiのノイズとなってしまいつながりにくくなるようだ。
今までは休みの日にパソコンを使う程度だったので、妻が電子レンジを使うことでWi-Fiに繋がらなくなったとしても作業を一時中断すれば良いだけだったが、在宅勤務で職場にリモートアクセスを行っている場合には再接続が頻発してしまい困ってしまう。かといって妻に食事の準備を中止してくれという訳にもいかず、さてどうしようかなと頭を悩ませた。
いろいろな手立てを考えてみる
電子レンジの干渉を防ぐためには作業部屋にWi-Fiルータを移設すれば解決するのだが、あいにく作業部屋には電話回線用のモジュラージャックがない。そこで、ルーターをできるだけ電子レンジから離すとともにサイドボードを遮蔽物として置いてみたが、位置的な問題で作業部屋にWi-Fiが届きにくくなってしまった。
それではということで、Wi-Fi機器を電子レンジとは周波数の異なる5Ghzに設定変更してみたが、5Ghz帯は遮蔽物に弱いため作業部屋に届く電波が弱くなってしまった。
うむ、なかなかやっかいだ。
Wi-Fi中継機を使ってみた
いろいろと考えてみた結果、使ってみたのが「BUFFALO Wi-Fi無線LAN 中継機 WEX-733DHP」という商品。Wi-Fiルーターからの電波を中継して、さらに遠くまで飛ばすという機械だ。
設定が簡単で設置もコンセントに挿すだけ。2.5Ghzと5Ghzの両方に対応しているので、中継しても速度が低下しにくいのも特徴の一つだ。電子レンジからルーターを話したこともあり、設置してからは安定して快適にWi-Fiを使用することができるようになった。
また、以前は時々Wi-Fiの電波が弱くなってつながりにくくなる時もたまにあったのだだ、設置してからは中継機だけに非常に安定したWi-Fi環境になったのがありがたい。在宅勤務でネット環境がとても気になっていたので、これでしばらくは様子を見てみようと思う。