社会人一年生のむすこがお盆休みに帰省してきた。帰省といってもお隣の神奈川県に住んでいるので、久しぶりに帰ってきたぐらいの感じだ。とはいえ、久しぶりに顔をあわせると無条件に嬉しい。外食を楽しんだり一緒に買い物に出かけたりしていたが、せっかくだしどこか出かけようかということになり、以前から行ってみたかった「東京唯一の道の駅」までドライブすることにした。
東京都唯一の道の駅「八王子滝山」
都内から首都高速4号線に乗って西に向かい、八王子インターで降りて5分ほど車を走らせたところにあるのが「道の駅『八王子滝山』」。全国で1160箇所もある道の駅だが、東京都ではここが唯一の道の駅だ。
また、「道の駅」といえば旅行やドライブなどで長距離運転を行う際に、一休みするためのドライブイン的な使われ方が一般的だ。また、その地域の活性化を目的として直売所などがあるのも一つの特徴で、その土地ならではの食材やお土産などが並んでいて楽しい。
「八王子滝山」も地元の八王子で栽培された野菜や果物、畜産物などたくさんの農産物が集められており、一歩中に入ると中規模のスーパーマーケットのような雰囲気を呈している。他の道の駅が一休みする場所を広めに取っているのに比べて、こちらは買い物客メインのレイアウトになっているのだろう。
また、地元食材を活かした昔ながらの惣菜が購入できるほか、八王子名物や高尾名物など近隣のお土産ものが並んでいる。八王子は駅前が賑やかで”旅行先”というイメージはないが、こうやって八王子名物が並んでいると3時のおやつに買って帰ろうかという気持ちさせられる。
そしてなによりも来場者の目的とえいえば、新鮮な野菜とそれらを使った加工物だろう。新鮮な野菜がスーパーよりも安く売られており、加工物も平均すると安く売られている。この日は開店から間もない時間に訪れたのだが、1時間もしないうちに大勢の人が買い物に来て賑わっていた。この道の駅は「休む」ために人が集まるのではなく「買う」ために人が集まるようだ。
奥の方にはフードコートがあり、八王子の牛乳を使ったソフトクリームや申請野菜のサラダバーなどもあり、お昼時になるとこちらも大勢の人が食事を楽しんでいる。
新鮮野菜や地元特産物の買い物を楽しみ、フードコートで軽食を食べながらちょっと一休みしてから帰る。そんな利用の仕方が、東京都唯一の道の駅での過ごし方なのだろう。帰りに八王子駅前でちょっと買い物して帰るという事もできて便利だ。
なお、JR八王子駅前からもバスで訪れる事もできるので、車がなくても遊びに行くことができる。
全国にある道の駅
ご存知のとおり道の駅は休憩施設と地元名産品などの販売所等が一体になったもので、国土交通省に登録された施設が全国で1160箇所ある。昔は民間が経営しているドライブインが休憩所やお土産販売所として賑わっていたが、現在では全国にこれだけの道の駅があるのでとても便利だ。
道の駅では休憩が出来るだけではなくて、 新鮮な野菜や地元名産物も販売しているので、場所によっては道の駅を目的地として訪れる人がいるという施設もある。また、地元と連携したイベントが随時開催されているので、旅行先の雰囲気を味わうこともできて良いなと思う。
高速道路のサービスエリアとは違い、 地元色が濃くて見て歩くだけも楽しい道の駅。 公式サイトには周辺の観光案内も掲載されているので、お出かけ前にチェックして参考にするのも良いだろう。