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大切にしていた人形を供養するため東京都府中市のお寺で「人形供養」をお願いした

今は無き父と母が、むすこのためにと贈ってくれた武者人形があった。元気に育って欲しいという願いを込めて贈ってくれたもので、おかげさまでむすこも大病をする事もなくスクスクと育ってくれた。今年むすこは二十歳になったので、区切りをつけるという意味も含めて武者人形を供養した。

東京都府中市「慈恵院」で人形供養

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東京都内では人形供養を行なってくれる神社やお寺が何箇所かあるが、自宅から1時間以内で行ける府中市の「慈恵院」に行ってきた。ここはペット供養で有名なお寺で、約4,000坪の境内に大正10年に開園した「多摩犬猫霊園」があり、ペットの葬儀、火葬、供養を一貫して行なっているお寺でもある。

もちろんご先祖供養も行なっているのだが、もうひとつの特徴としては「人形供養」を毎月行なっている点だ。月例人形供養会は毎月第3日曜日の午後1時から行われているが、人形の奉納は毎日午前9時から午後4時まで受け付けている。

供養する人形を持参したら「供養受付」で人形供養を申し出ると奉納用の封筒を渡されるので、それに氏名などを書き込んだうえで供養料3千円以上を入れて受付に納める。すると、人形を預ける小屋を教えてくださるので、小屋の中に納めて受付は終了だ。良い意味でシステマチックだし供養料も手頃なので、安心して供養をお願いすることができる。

月例人形供養会はしっかりとした法要だった

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人形を納めるだけでは供養にならないので、その月の第3日曜日に行われる月例人形供養会に夫婦で参列してきた。広い駐車場から受付を過ぎると本堂があり、その中で人形供養が行われる。

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この日は、私たち夫婦を含めて14〜15名が法要に参列していた。

開始時刻になると僧侶が現れ、厳かに読経が唱えられる。読経の途中で参列者がお焼香を行う。読経の途中で人形供養をお願いしている人の名前と地域が読み上げられるのだが、この日はおよそ100体以上が供養されたようだ。読経が終わると僧侶からの説教があり、人形供養をすることの意味などありがたいお話を聞かせていただいた。

武者人形が自宅に届いた時の晴れがましい気持ちや両親の笑顔、元気に育って成人を迎えたことなどを懐かしく思い出したが、こう行った事も含めての人形供養なのだろうと思う。大切な人形をどのように処分すれば良いかお考えの方は、「人形供養」ができる神社仏閣を探してみてはいかがだろうか。

www.jikeiin.jp

五月人形を飾るのは何才までなのか

武者人形や鎧兜など五月人形と呼ばれている人形は、男の子の健やかな成長を願って贈られるものだ。 

何才まで飾るかは地域によっても違いがあるようで、7歳まで飾って七五三のお祝いに神社に奉納するという慣わしがあったり、武家社会の元服にあたる15歳まで飾るというところもあるようだ。また、我が家のように成人を迎えるまでは飾っておくという場所もあるのだが、いずれにしてもその家庭での考え方や事情によって変わるのだろうと思う。

飾らなくなった五月人形は、飾らなくなるということでその使命を終えているのだろう。使命を終えたのであれば、贈る人の想いの込もった人形としてきちんと手厚く供養をしてあげる。それによって、いただいた自分たちの気持ちにもきちんとした区切りをつけることができると思うのだがいかがだろうか。