ハサミはどこのご家庭にも置いてあるだろうし、職場でも必ず必要となる道具の一つだ。一口でハサミと言っても様々な種類があって、用途やシチュエーションによって使い分けることも必要だろう。ハサミは以前よりも価格が随分と安くなってきたので、用途によって専用のものを揃えたほうが効率的かもしれない。
テープを切ってもべたつかないハサミ
スポーツ時のテーピングや湿布の貼付時などに重宝しているのが、コクヨの「エアロフィットサクサ グルーレス刃 ワイドハンドル」というハサミだ。通常のハサミだとどうしてもテーピングテープが刃についてしまい、何回も切り直さなければならない。かなり不便だ。
このハサミであればテープが刃につかず、サクッと切ることができて効率的に作業を行うことができる。特にテープを縦に切らなければならない時には、効果を発揮してくれるハサミだ。
http://www.kokuyo-st.co.jp/stationery/scissors/airofit/saxa.html
テープが刃につかない秘密は、「グルーレス刃」という中空構造の刃にある。
従来のハサミは刃と刃がぴったりくっついているため、テープなどの"のり"が付着しやすく、そのためテープが刃に挟まれるということもある。グルーレス刃は互いに接する面が少ないため、のりがつきにくい構造となっている。
さらに刃の形状が弧を描いているため、少ない力でサクッと切ることができるよう工夫されている。その他、ハンドルもクッション性に富んだ構造となっているなど、長い時間の作業でも指が痛くなりにくい工夫が施されている。
小さくてシンプルな構造のハサミだが、長時間の作業でも指に負担がかからない 工夫が随所に盛り込まれている。それぞれは小さい工夫ながら、実によく考えられた部分だと思う。
用途別や使いたいシチュエーションでハサミを揃える
布を裁つ、糸を切る、紙を切る、野菜を切るといった、素材別にハサミを使い分けることがある。また、手帳に挟む、ペンケースに入れる、カバンに入れるなど、持ち運ぶ道具に合わせて選ぶこともあるだろう。
それだけバリエーションも豊富なハサミなので、必要に応じて少しずつ揃えていくというのも文房具好きとしてはたまらない部分だ。