今週のお題「自由研究」
今年は何かと手作りに関連することに縁がある年で、自分で作ったり企画したりするほかに、新たな手作り商品と出会うということも多い年になっている。手作りものが大好きなのでとても楽しい年になっているが、以前から興味を持っていた「つばめキャンドル」商品のワークショップを体験してきた。
■「つばめキャンドル」のおにきゃん・つのきゃん
ワークショップが開かれていたのは、昨日ご紹介した「おしごと展」の会場。ワークショップとして新潟の「つばめキャンドル」さんが作られている“幸せのおすそ分けキャンドル”づくりに参加してきた。
「つばめキャンドル」は燕市社会福祉協議会就労支援センター内(新潟県燕市)のキャンドル製作チーム。「障がいがあっても、社会とつながりながら仕事に誇りをもって働くこと」を大切にしながら活動を続けている。
つばめキャンドルでは、 結婚式場で使ったキャンドルを原料にした 「幸せのおすそ分けキャンドル」を手作りしています。
結婚式場で使われたキャンドルを溶かして再びキャンドルにする。それだけでも幸せが舞い込んでくるような、素敵なキャンドルができあがる。商品の開発プロセスに心温まる物語が織り込まれているのが素晴らしい。
私も「幸せのおすそわけ」にあやかることとした。
■色とりどりのチップを組み合わせるキャンドル
クレヨンで色を付けてコイン状にしたキャンドルが、5種類の大きさに分けられてずらりと並んでいる。ここから好きな組み合わせでキャンドルを選び、それを積み上げて”つのキャンkasane”を作っていく。
コイン状のキャンドルは中央に穴があけられているので、ヘアピンを使ってキャンドルの芯となる凧糸を通していく。色の重ね方でいろいろな表情のキャンドルができるというのが、オリジナリティがあってとても楽しい。
ワイワイガヤガヤと話をしながら作るのも楽しいだろうし、真剣に黙々と作ってみても楽しいと思う。
凧糸を通し終わったら「ディッピング」と呼ばれる方法で仕上げていく。温められた容器の中には透明なロウが溶かされていて、作ったキャンドルを入れてロウの中でグルリと一周回す。そうすることで重ねたコイン状のキャンドル同士がくっつき、表面が綺麗にコーティングされる。
見ていると簡単そうだが、少しでも斜めになっているといびつなキャンドルになるし、引き上げるタイミングが遅かったり早かったりしても綺麗にできない。商品として販売されている”つのキャン”は見事な出来映えなので、さすがに職人技だなと感心してしまった。
このまま少し置いて完全に固まるのを待ち、固まったらキャンドルの裏側に飛び出した凧糸を切る。最後に鉄板の上に敷いた新聞紙にキャンドルの底を押し付けて回し、底を平らにしたら出来上がり。
色の組み合わせによって出来上がる種類は無限大だという点も、つばめキャンドルの魅力のひとつだと思う。
■ワークショップの出前も行ってくれる
自分で作った「つのキャン」。形がいびつなのはご愛嬌というところだろうか。たとえ仕上がりが悪くても大切にしたくなるのが手づくり品の魅力だと思う。
つばめキャンドルでは、要望によってワークショップも開いてくれる。
カラフルなチップを重ねて作るキャンドルつくりワークショップの開催も承っております。 学校や会社の行事に、各種イベントに、いかがですか? 予算やシーンにあわせた内容をご提供します。
http://tsubamecandle.jimdo.com/ワークショップ/
ご興味がある方は問い合わせてみてはいかがだろうか。楽しい思い出の残るワークショップになるだろうと思う。
□「つばめキャンドル」
名称:就労支援センター・つばめキャンドル
https://www.facebook.com/tsubame.candle/info
http://tsubamecandle.jimdo.com
住所:新潟県燕市大曲4328