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ヤマケイオンラインで登山計画書を簡単に作成可能に

今週のお題「海か? 山か?」

 夏は海で遊ぶか山で遊ぶかと聞かれれば、私は個人的には断然「山!」。若い頃には海遊びが大好きだったが、年令とともに徐々に山好きになってきた感じがある。

 山登りの情報が満載の「ヤマケイオンライン」では、夏山シーズンを前にして簡単に「登山計画書」を作るサイトをオープンした。想像以上に簡単に登山計画書を作ることができるので、山行前の計画や同行者との情報共有、登山計画書の提出に役立ちそうだ。

■ヤマケイオンラインの「山タイム」

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  山岳雑誌「山と渓谷」を発刊している山と渓谷社が運営しているのが、山岳関係の情報が満載の「ヤマケイオンライン」というサイト。登山に関する現地情報やグッズなどの情報が掲載されていて便利なサイトだが、先日から登山計画を立てるための「山サイト」がオープンした。

  山岳地図が印刷できるだけではなく、登山前の計画を立てたり必要な装備をチェックしたりするのに便利な内容となっている。

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 試しに、今まで何回か登った八ヶ岳の硫黄岳への日帰り登山を計画してみた。

 山岳名を検索ウインドウに入れて現地の地図を出し、起点になる夏沢鉱泉やオーレン小屋についている「○」をクリックする。それだけでコースタイムを 入力するための右ウインドウに起点名が表示される。

 あとはそれぞれの起点ごとの休憩時間や宿泊するか否かを入れるだけで、全体のコースタイムが表示される。操作も簡単で直感的に使うことができるので、非常に便利だなと感じた。

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 ヤマケイオンラインに無料会員登録を行っておくと、作成したデータを保存することができる。また、仲間とやり取りを行うことができるので、頻繁に山に行く方にとっては便利だろう。

 作成したデータは写真のように「登山計画書」として出力することもできる。山地図だけではなく標高差のグラフや携行品のチェック表も出力されるので、登山計画書を提出するにも実際の山行準備にも活用できそうだ。

 登山の時には事前の準備が大切だが、このサイトを利用することで格段に準備時間が短くなるなと感じた。

■登山計画書は必ず提出しよう  

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 https://www.npa.go.jp/safetylife/chiiki4/kaki-suinan-sanngakusounan25.pdf

 警察庁が発表した「平成25年夏期における水難・山岳遭難発生状況について」によると、平成25年夏の山岳遭難発生件数は前年と比較して件数は減少したものの、遭難者数は上回るという結果になった。

 内訳を見てみると登山による遭難はわずかながら減少しており、観光による山岳遭難が増えているという結果になっている。しかし、遭難件数全体のうち登山による遭難は全体の75.2%という高い割合となっており、態様別遭難内訳を見ると「転倒」「道迷い」「病気」「滑落」「疲労」の5項目で全体の86.9%を占めていることが分かる。

 いずれの場合にも救助要請によって助かる可能性が高まるが、そのためにも無理のない計画をたてるとともに、事前に登山計画書を登山口にあるポストに入れておくことも大切な要素となる。

 日帰り登山の場合には登山計画書を提出するのが面倒だなと思うことが多く、また日帰りだから大丈夫だという気持ちにもなりやすい。しかし、転落や道迷いはたとえ低山であっても発生する可能性があることを考えると、登山計画書を提出することの重要性は高いと言える。

 今回ご紹介した「簡単に登山計画書を作れるサイト」を利用することによって、事前の無理の無い計画立案から提出まできちんと行えるようになるのではないかと思う。