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「魔法の美術館」親子で楽しめる不思議な展示会がさいたまスーパーアリーナで開催中

 夏休みも後半に入ってきて、お盆も重なって各地の観光地は大にぎわいのようだ。高速道路の渋滞も連日続いているようだが、それでもせっかくの夏休みなので親子ででかけて楽しみたい。埼玉県のさいたまスーパーアリーナでは親子で楽しめる展示会が開催中だが、最先端電子テクノロジーを使ったとても楽しそうな展示会だ。

親子で現代の魔法を楽しむ

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 今月末までさいたまスーパーアリーナで開催されているのが、最先端電子テクノロジーを使った体感型ミュージアムの「魔法の美術館」。さいたま新都心駅から歩いてすぐの場所で開催されているので、道路の混雑を避けて電車で遊びに行くのも良いだろう。

 これまで上野の森美術館や川崎市民ミュージアムなど全国を巡回してきているこの催しは、これまで100万人以上を動員してきた大人気の体感型ミュージアムだ。私も一度行ったことがあるが、子どもが喜ぶのはもちろんのこと、もしかしたら大人の方が夢中になってしまうかもしれない。

 石が敷き詰められた場所を歩くと足下の石が光ったり、テーブルの上に手をかざすとピアノの音がなって演奏ができたりと、「見て、触って、楽しむ」というテーマどおりの驚きを得られる。  

 私が個人的に好きなのが「がそのもり」という作品。真っ白な本を持って光にかざすと、世界中の童話が動画となって持っている真っ白な本の中で動き出す。隣の人の本と繋げると、例えば線路を走ってきた列車が隣の本に映ったりと、動きのある童話の世界を楽しむことができる。

 静かに美術品を鑑賞するのも良いし発掘物をしげしげと眺めるのも好きだが、こういった「不思議だな」と素直に思える展覧会も面白い。なぜだろうと思う気持ちが、大人も子どもも知的好奇心を刺激されてワクワクすること間違い無い。 

■魔法の美術館ーArt in Wonderland
会期:2015年7月17日(金)~8月31日(月)
開場時間:10:00~18:00(入場は閉館の30分前まで)
会場:さいたまスーパーアリーナ TOIRO(さいたま市中央区新都心8)
入場料:一般・大学生1,300円、中・高校生700円、3歳~小学生500円

 親子で驚くことで「共感の根っこ」を育てられる

 今回ご紹介した「魔法の美術館」のように、理屈ではなく感覚で驚いたり感動したりすることは素晴らしいことだ。子どもが目を丸くして、口をポカンと開けている姿を見るのは、親としてこのうえなく嬉しく感じるものだ。

 そういった「感動」というものを親子で共有することで、「共感の根っこ」が育つのだと思う。普段一緒にいる時間が少ないとしても、時々こうやって「感動を共有する」ということで気持ちの根っこ部分がつながり互いを結びつける。

 この「共感の根っこ」の話は、ずいぶん前にとある短大で行われた講演でお聞きした話だが、なるほどそのとおりだなと思う。また、「共感の根っこ」は親子だけではなく、夫婦や恋人同士、仲間とも育むことができるものだと思う。

 そうやって得た「感動」は、いつまでも自分の中の宝物にもなるし、自分の中の想像力を育むことにもつながるのだろう。いくつになっても、そういった「感動」を求め続けられるようでありたい。