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府中市美術館の「へそまがり日本美術」で禅画や殿様の絵などを楽しむ

美術館巡りというと高尚な趣味のように思えるかもしれないが、散歩がてらに気分転換をするにはちょうど良い。美術品の良し悪しはさっぱり分からないが、分からないなりに心を動かされることがあるのもまた美術品だ。今回は妻と二人で散歩がてらに、面白い切り口の企画展に足を運んでみた。 

緑豊かな公園の中にある美術館

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東京都府中市にある「府中市美術館」は、2000年10月に都立府中の森公園の中に開館した美術館だ。地上2階地下1階建てで、美術図書室や市民ギャラリーなどがあり、ミュージアムショップやカフェもあるので、公園で遊んだ後に一息入れることもできる。 この日も犬の散歩途中と思われる方が、のんびりとソフトクリームを食べていらっしゃった。 

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建物内はコンパクトながら美術館特有の静けさが漂っていた。美術館位入った時のこの静かな雰囲気が良いし、これから美術品を鑑賞するんだという心構えができるのが美術館のエントランスだろう。

京王線「東府中駅」から歩いて15分程度。緑豊かな公園の中にある美術館は、のんびりと散策を楽しんだ後にゆっくりと美術品を鑑賞できる素敵な場所だ。

 

日本美術を「へそまがり」という観点から鑑賞する

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府中市美術館で現在開催されているのが、「へそまがり日本美術 - 禅画からヘタウマまで」という企画展だ。日本美術というと床の間に飾られた掛け軸や見事な焼物などを思い浮かべるが、それらは作られた時代背景や込められた想いなどを汲み取る必要があるような気がして、専門的な知識が必要なんだろうなと思ってします。

しかし、今回府中市美術館で行われている企画展は、そういった専門的な知識を必要としない切り口なので、私のように美術の世界に疎いものでも足を運んでみようかと思わされる。なかなか素敵な切り口であり楽しい企画展だ。 

 「へそまがりな感性」が生んだ、もうひとつの日本美術史。
私たちの感性には複雑、かつへんてこな一面があります。決して「きれい」とは言えないものになぜか魅力を感じたり、完璧ではない、不恰好なものや不完全なものに強く心惹かれたりしたことが、誰にでもあるはずです。本展は、そんな「へそまがりな感性」に注目しながら、日本の美術史を改めて眺める試みです。
寒山拾得のように不可解さで引きつける禅画から、あえて朴訥に描くことを率直な心の表現とする南画、あるいは立派なものを否定し、飛び越える痛快さを教えてくれる江戸時代の禅僧・仙厓の絵、そして過激なまでの破壊力を持った現代のヘタウマ漫画まで……。
日本美術史上に点在する「へそまがりな感性」の所産を通じて、ありきたりの美術史観とは異なる、日本美術の新たな味わい方・楽しみ方が見えてくるはずです。
(「へそまがり日本美術」HPからの抜粋)

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展示されているのは有名な禅画から江戸時代の殿様の絵画、 近代洋画家の作品など広い時代のさまざまな分野の絵画が展示されていた。どれも解説を読むと、「なるほど『へそまがり』な内容なんだな」と感心することしきりだった。

こういう楽しみ方もできるんだなというのが、今回の企画展を訪れてみて感じたことだったし、また機会を見て美術館に足を運んでみようかなと思わせてくれる内容だった。 

◾「へそまがり日本美術」
会期 2019年 3月16日[土]– 5月12日[日]
前期:3月16日[土]– 4月14日[日]
後期:4月16日[火]– 5月12日[日]
休館日 月曜日(4月29日、5月6日は開館)、5月7日[火]
開館時間 10:00 〜 17:00(入場は16:30まで)
会場 府中市美術館 2階 企画展示室
観覧料 一般700円(560円)
高校生・大学生350円(280円)
小学生・中学生150円(120円) 

おみやげがわりの「手作り栞」 

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企画展会場を出ると、そこには自分でスタンプを押して作れる「栞」のコーナーがあった。今見てきたばかりの絵画をスタンプで押し、へんてこの「へ」と書かれた落款を押すのが楽しい。こういうアイデアが人を集めるのだろうし、テレビなどで取り上げられる部分なんだろうなと思った。