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おやこでポレポレ《文房具好きブログ》

大好きな文房具や書籍、日常のことなどを更新中です!

「できるチーム」のど真ん中には「思いやり」があった

 仕事をしているといろいろなチームに分かれて業務を進めることがある。会社によっては「◯◯担当」という名前であったり「◯◯プロジェクト」という名前であったりとまちまちだし職種にもよるが、私もチームを組んで仕事に取り組むことが多い。

 そのなかでも「できるチーム」と「いまいちのチーム」とに分かれることがあるが、「できるチーム」をつくるためにはまずは人間関係づくりが大切なようだ。

■少人数で実績をあげるチーム

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 仕事の関係でいろいろな企業や団体におうかがいすることがあるが、業績の良い会社や部門は概して働く皆さんの表情が明るい。業績が良いからね明るいのか明るいから業績が良いのかはわからないが、どちらのパターンもあるんだろうなと思う。

 ある日、さまざまな案件をこなし、トラブルが発生しても迅速に対応し成果をあげているというチームの方と話をする機会があった。

 物品の生産管理から営業・販売を行っているチームだが、4名という少人数でその何倍もの人数分の仕事をこなしているのだとか。さぞや大変なんだろうと思っていたが、このチームは常に笑顔が絶えず元気が良い。

 話を聞いてみると、チームメンバーに共通しているのは「まずは相手を思いやる」という姿勢だった。メンバーの誰かが困っていたらすぐに相談に乗る。トラブルが発生したら、自分の仕事はさておいてトラブル対応に走る。

 当たり前のことかもしれないが、誰にも指示されることなくすぐにこういった行動に移れるというのが凄い。

■「思いやり」が真ん中にある

 どうすればこういうチームが作れるのか不思議だったが、話を聞くうちにリーダーの人柄と思いやりの心が作り上げているんだなということに気づいた。

 このチームには管理職がポストとしてついているものの、実質的には4名のうちの一人の女性がチームをコントロールしている。リーダーの女性は人一倍元気で働き者で、人一倍周囲の人を大切にする方だとか。

 どんなに忙しくてもチームメンバーが悩んでいれば手を休めて話を聞き、他のメンバーがトラブルに直面すると真っ先に対応する。そういった姿勢が徐々に他のメンバーに浸透し、リーダーが困った時にこそチームが一番団結するらしい。

 ビジネス本などではこういうチーム運営のことが書いてあるが、実際にそういったチームを作るというのはなかなか難しい。聞くところによると、このリーダーは特にそういった教育・研修を受けてきたわけではなく、実践の中で自ら学んできたようだ。

 もちろん、歴代の上司の中にそういうことを身をもって教えてくれた方がいたらしく、自分がリーダーという立場になった時にその方を見習って行動に移しているとのことだった。

 「情けは人のためならず」ということわざがあり、「垂範率先」という言葉がある。まさにそれを実践しているリーダーでありチームだなと感じた。職場での「できるチームづくり」におけるベストプラクティスだと思う。

■家庭生活でも同じ

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 「まずは相手を思いやる」という姿勢がもたらす好循環は、なにも職場に限ったことではない。家庭や地域やサークルなどでも同様だ。

 心理学者のアドラーは「人間の悩みはすべて人間関係に起因する」と定義づけたが、個人的な経験だけで言うとそのとおりだなと思う。アドラーの考え方とは少し異なるが、人間関係が円滑なところには根深い悩みはない。悩みがあったとしても容易に解決できる。

 言葉に書くと「まずは相手のことを思いやる」ということは簡単なようだし、私たちは子どもの頃から道徳教育としてそれを習ってきた。しかし、知っていることと実行できることとは別で、実行することは非常に難しいことでもある。

 仕事で疲れて家に帰った時、育児で疲れた妻よりも自分の方が疲れていると思ったことはないだろうか。あるいは、思春期の息子や娘の学校での成績を見て、働くことよりも勉強する方が楽なんだと言ったことはないだろうか。知らず知らずのうちに「相手よりもまずは自分」という意識が働いているのかもしれない。

 訪問先の職場で知ったベストプラクティスを目の当たりにして、自分はどうだったかなと胸に手を当てて考えてみることしきりだった。