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資格試験に挑戦するということ

先日、手話通訳技能認定試験(手話通訳士試験)の筆記試験を受けてきました。合格率が10パーセント前後、年によっては数パーセントということ難関の試験で、筆記試験に合格すれば9月に行われる実技試験に進めるという仕組みとなっています。昨年は筆記試験であえなく不合格となり、筆記試験まで進むことが出来ませんでしたが、今年も私にとってはかなり難しい問題ばかりで肩を落としながら帰宅しました。参考書にも過去問にも出てこない問題がズラリと並んでいて、色々なことの基本が分かっていないと解けないのだなと感じました。あとは9月の結果発表を待つだけです。

手話に関しては、一昨年に手話通訳者全国統一試験を受験しなんとか合格することができました。それ以外にも、若い頃から資格取得に取り組むのが好きで、主なところでは販売士2級、ファイナンシャルプランナー3級、簿記3級、カラーコーディネーター3級、福祉住環境コーディネーター3級、アマチュア無線4級、メンタルヘルスマネージメントⅡ種、システムアドミニストレータ、全国手話検定1級などを取得しました。それ以外にも防火管理者やなどの「受講すれば認定される」という資格もいくつか持っていますが、基本的には「一通り勉強すれば取れる基礎的な資格」ばかりです。全部で30資格ほどでしょうか。

技術系や研究系の方はかなり高度な資格を取得されている方が多いと思いますが、事務系の私は資格が無くても働くことが出来ますし、社内で昇格・昇進するのに資格は一切必要ないという会社で仕事をしてきました。それでも毎年何らかの資格取得には励んできたのは、「自信をつけたい」という気持ちからでした。

入社したての私はお世辞にも勤勉な社員とは言えず、怠け者で、仕事が遅くて、業務知識もないダメダメ社員でした。当時のことを思い出すと、我ながらあきれてしまいますし、穴があったら入りたいとはこの事だなと思うぐらいです。そんな私を見捨てず励ましてくれたのが、入社5年目に出会った上司でした。いつも「おまえはやる気になれば力を発揮できる」と声をかけていただいていたのですが、その方から「まずは何か一つ、簡単でも良いので資格を取れ」と口を酸っぱくして言われていました。最初は軽く聞き流していたのですが、あまりにしょっちゅう言われるので、以前から興味のあったアマチュア無線4級の資格を取りました。それなりに難しくはあったのですが、入門クラスの4級ですので難なく「合格」。入門クラスとはいえ顔写真入りの資格証がとても嬉しくて誇らしかったことを思い出します。また、上司に「すごいなー!」と手放しで誉められたのも嬉しくて、それ以来出来るだけ毎年資格取得に励んで来ました。

還暦を過ぎて振り返ってみると、その時が私の人生の一つのターニングポイントだったような気がします。カチッと優秀な社員に変わったわけではありませんが、徐々にですが真面目に物事に取り組むようになり、仕事での達成感も得られるようになり、働くのが楽しくなりました。今でも基本的には働くことが好きですので、その原点は遥か昔に取得したアマチュア無線の資格だったのだと思います。

おかげさまで現在はそれなりのポジションで働かせていただいていて、数名の後進を育てながら仕事を進めていますが、事あるごとに話すのが「資格を取ろうよ」という言葉。昔の私と同じように、面倒だなという顔をする若いメンバーもいますが、それでも資格を取れば何かしら得るものはありますので、これからも言い続けたいなと思います。そのためにも、私もまだまだ学ぶことやチャレンジすることを続けたいと思います。

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