今年の手帳は「ほぼ日 2023 weeks 」を使っている。週間カレンダーや後半のメモ欄など書き込む場所が多くて重宝しているが、目元メモの間に罫線を入れてみやすくしている。その際に便利なのがスチール製の定規だ。
新潟発の快段目盛り「キャッチアップスケール」
6年前から愛用しているのが、新潟県で作られている「キャッチアップスケール(15cm)」という商品。よく見かけるスチール製の定規だが、見やすさや使いやすさのための工夫が盛り込まれていてとても使いやすい。
見やすさの工夫は2mmごとに黒丸が打ってあり右肩上がりに線が引いてあるという点。ちょっとしたことっだが、これによってミリ単位の読み取りがしやすく分かりやすい。また、目盛りが10を超えても1センチずつきちんと表示されているという点も、みやすさを考慮した工夫の一つだ。他のスケールだと「10」の次は再度「1」から表示が始まるか一切表示されていない場合が多いが、このスケールは一目盛りずつ数字が書いてあるので数字を楽に読み取ることができる。
そして、使いやすさの工夫としては、つまみやすいように少しだけ曲げられたキャッチアップポイントがつけられていること。これによって、デスクなどにスケールがぴったりと張り付いて取りにくいということがなくなる。キャッチアップポイントは押しても使えるというのも便利だ。
さらに、ここがこのスケールの最も「優しさ」を感じる部分なのだが、使い手が怪我をしないように糸面取りが施されているというのが素晴らしい。面取りとは角を斜めに削ることだが、糸面取りとは「糸のように細く面取りをすること」だ。それによって、使っている人が怪我をしないような配慮が施されているし、触り心地も滑らかに仕上がっている。
使い始めて6年目になるが、メモリや数字が全く色褪せていないのは単にプリントがされているのではなく、スケールの表面を削りその中に塗料を塗り込んであるからだろいう。数百円のスケールにここまで手間暇をかけた商品。ぜひ多くの方に使っていただきたい商品だ。