自治体や公共機関などでハンコが必要なくなりつつあり、宅配便の受け取りなどでも不要となってきたのでハンコの出番がぐっと減ってきた。それでも大切な契約などはハンコが必要なので、ハンコは「ここぞ」という時に使う道具になってきたような気がする。そうなると「まっすぐ押す」ということにこだわりたくなるが、シヤチハタから新発想の形状でそれを実現してくれるハンコが登場した。
新発想の「つまめるハンコ」
ネーム印などで有名なシヤチハタは、新しい形状の「つまめるはんこ」をクラウドファンディングのMakuakeで発表している。「つまめるはんこ」は持ちやすく押しやすい形状を追求して生まれたハンコだが、見た目もシンプルでとても素敵だ。
「つまめるはんこ」は“第15回シヤチハタ・ニュープロダクト・デザイン・コンペティション”で審査員賞の深澤賞を受賞した作品を商品化するもので、押す際にハンコの背の部分を水平にすることでまっすぐ押せるようデザインされている。また、印面に重心がくるようデザインされているので、通常の円柱形状のハンコと比較して下方向への力がかけやすくなっている。良いデザインは機能も向上させるという良い例だろう。
ハンコが日常使いではなくなりつつあるからこそ、ちょっとこだわったものにするのも良いかもしれない。