ここ半年ほど久しぶりに、一生懸命に勉強をしている。年末に行われる検定で筆記試験があるからだが、ひたすらテキストを読み込んだり過去問題を解いたりということをやっている。久しぶりの試験勉強だとやはりたいへんなのが暗記だ。覚えた側から忘れてしまう年齢なのでひたすら覚えていくしかないのだが、通勤時に勉強をするにしてもテキストを持ち歩くのも少々邪魔だ。そんな時に「手ぶらで暗記する」という謳い文句の暗記用マーカーを見つけて使い始めた。
マークして撮影してスマホで持ち歩く
使い始めたのは、ぺんてるの「暗記用マーカー アンキスナップ 」という商品。見た目は単なる傾向マーカーなのだが、スマホに入れたアプリと連動することによって簡単に暗記用資料を作ることができるというものだ。
暗記用マーカーと言っても特殊なものではなく、通常使うマーカーよりも少し色が濃くてハイライト色が強い感じのマーカーだ。また、キャップを外して使うのではなくノック式なので、キャップを付け忘れて乾いてしまうということがないのも良い。マーカー自体に特色があるのではなく、どちらかというとアプリが優秀なのだと思うが、普段使いにするマーカーなので使い勝手が良いのは助かる。マーカーを買うのではなく、アプリを買うという感じだろう。
ページで言えば約500ページ分を保存することができるので、大概の資料はスマホに入れて持ち歩くことができそうだ。何よりもテキストを持ち歩かなくても良いのは、混んだ電車に乗る身としてはありがたい。
実際にテキストにマークして撮影すると、マークした部分が写真の通り黒く塗りつぶされて表示される。テキストに光が反射するとうまく読み込めないので、テキストを立てて撮影するなどの工夫は必要だろう。
黒塗りされた部分をタッチすると、文字が出てくるというのは面白い。マーカーの塗り方によっては正確に塗りつぶされないことがあるが、修正機能で塗りつぶし部分を手動で設定し直すことができるので、撮影と同様に何回か設定して慣れる必要はあるだろう。また、スマホ画面の縦横比率の問題はあるのだが、A4サイズを1ページ丸ごと読むと小さく撮影されてしまうので、半ページ分撮影して保存するのが良さそうだ。
まだ使い始めたばかりなので、これから使い込んでみて改めてレビューさせていただきたいと思う。使い慣れればなかなか便利なアプリだと思う。
