社会人になってからシャープペンシルを使う機会がグッと減り、書類の記入やメモはボールペンか万年筆で行うようになった。それでも、手帳に細かい文字を書く時や資格取得の勉強時にはシャープペンシルが役立つ。最近では安価なものもたくさん発売されているが、若干値段は高いもののコンパクトで書き心地の良いシャープペンシルを愛用している。
ロディアのシャープペンシル
私が愛用しているのは、黄色い手帳でお馴染みのロディアから発売されている「ロディア シャープペン スクリプト」という商品だ。アルミボディで六角形のこの商品は、長さが128mmとコンパクトながら重厚感があって書きやすい。一般的なシャープペンシルよりも1cmほど短いだけだが、それだけでもコンパクトさを感じることができる商品だ。
アルミニウムのボディは適度な重さがあって持ちやすく、また芯が出る部分もガタつかずしっかりとしているので細かい字も書きやすい。また、芯の出る部分が見やすいので、細かい字を書いていても隠れることがなくて使いやすい。
もともとRHODIA(ロディア)は1932年にフランスのリヨンで創設されたヴェリヤック兄弟社の商品で、メモパッドなどすべての製品の商標として登録されたのが「RHODIA」だ。名前の由来はリヨンを流れるローヌ川(RHONE)で、ロディアの特徴的なマークである二本のツリーは、紙の原料である「木」を表すとともに兄弟二人で創設したことを表しているそうだ。
手帳やメモも使いやすい工夫がなされているが、シャープペンシルも使い心地を考えたシンプルながら長く使える一品ではないだろうか。