その昔は個人宅に段ボール箱で荷物が届くことは少なくて、実家からの荷物だったり旅行先からの荷物だったりということがほとんどだった。しかし、最近ではWebサイトなどでの通信販売が一般的になり、個人宅にも頻繁に段ボール箱で荷物が届くようになった。事実、国土交通省の発表資料でも、平成20年度の宅配便扱い個数が約32億1千万個なのに対して10年度の平成30年度は約43億700万個と、10年間で約30%増加している。
コロナ禍にあってこれからもWeb等での買い物による宅配便の扱い料は増えていくだろうが、一方で個人から個人への宅配便も手数料の値引きなどで各社がしのぎを削っている。宅配便大手のクロネコヤマトでも、可愛い段ボール箱の販売で個人の利用促進を図っているようだ。
可愛い『ネコ耳BOX』
https://www.yamato-shizaishop.jp/ext/nekomimi.html
宅配便大手のクロネコヤマトでは、宅配便用の梱包資材として「ネコ耳BOX」の販売を開始した。販売はクロネコヤマトのECサイト「ネコハコ」で行われており、白と黒の2個ワンセットで1,200円(税別)となっており、セット数が多くなるにつれて一個あたりの価格が安くなるように設定されている。
https://www.yamato-shizaishop.jp/ext/nekomimi.html
宅配便で使用すると送付用の伝票が添付されてくるが、箱の上部を組み換えることによって伝票が隠れる仕様になっているので、受取人がそのまま小物入れ等として使えるよう工夫されている。
なお、ネコの耳は送付する時には折り畳んでおき、受け取ってから立てて使うことが推奨されている。
https://www.yamato-shizaishop.jp/ext/nekomimi.html
2種類のネコ耳BOXを横に並べると、後ろの部分で猫のしっぽがつながってハートマークになる。ちょっとしたことながら、気の利いた仕様だなと思う。宅配便として使うだけではなく、荷物整理用として購入するのも良いだろう。いろいろと工夫することで楽しく片付けられるアイテムだ。
コロナ禍の最中だからこそ思いやりを
コロナ禍で日々感染者数が増えてきており、都道府県独自の緊急事態宣言が発せられそうな勢いだ。そうなると医療従事者だけではなく、電気・通信設備の保守作業の方や運送業の方々がいわれのない差別を受ける場面が出てくることも懸念される。
実際に私の知人で設備系の故障修理を行っている方が、故障修理で呼ばれて行った先でいきなり消毒薬を体に吹き付けられたり、作業を行っている最中に歩いてきた場所を消毒されたりと不快な思いをしているようだ。宅配便の方々も同様だろう。
oyakode-polepole.hatenablog.com
以前ご紹介した『ありがとうの貼り紙』は、宅配便などを玄関先に置いてもらう時に貼っておくもので、これが貼り出されるだけで配達の方はずいぶん気持ちが違うのでは無いだろうかと思う。
コロナ禍で働く人も在宅の人も精神的に疲れてしまう今だからこそ、相手を思いやる気持ちを持つことは大切だと思う。