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明智光秀からハガキが届く?福知山光秀ミュージアムが「本能日の変 原因説50 総選挙」を実施中

お題「#おうち時間

外出自粛をすることで日々の生活がガラッと変わってしまったが、自分の時間ができたり家族との会話が増えたりと悪いことばかりでもない。また、リモートを活用したいろいろなイベントや取り組みも増えて、楽しいWebコンテンツも増えてきた。外出自粛要請とは関係なく外に出られない方々にとっても、こういったコンテンツが増えるのが良いことでと思う。そんな新たな取り組みの中で、京都府福知山市のミュージアムがとても愉快なイベントを行っている。

明智光秀を知るなら「福知山光秀ミュージアム」

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福知山市は京都の北部に位置する市で、少なくとも縄文時代から人が住んでいたと考えられており、古くから交通の要所だった場所だ。また、江戸時代には明智光秀が福知山城を構えた土地でもあり、城下町として栄えていた場所だ。

光秀は仕えていた織田信長に謀反を起こした人物として有名だが、地元ではたびたび氾濫していた由良川の治水を行ったほか、地子銭と呼ばれる地代を免除するなど領内に善政を敷いたことで有名だ。福知山市の花は明智氏の家紋であるキキョウとしていることも、そのひとつだと言われている。

その福知山市にあるのが、明智光秀に関連した史料などを展示している「福知山光秀ミュージアム」だ。NHKの大河ドラマ『麒麟がくる』が放映中だが、このミュージアムでは大河ドラマで使用された衣装・小道具、登場人物パネルの展示や、ドラマのストーリー紹介などが行われている。

現在は新型コロナ対策のため当面の間臨時休館中だが、緊急事態宣言が解除され一般公開が再開されるのが楽しみな施設だ。

「本能日の変 原因説50」総選挙

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臨時休館中の福知山光秀ミュージアムではWeb上で様々な情報を発信しており、現在は本能寺の変のさまざまな原因説に投票する「本能寺の変 原因説50 総選挙」を開催中だ。ハッシュタグが「#HNG50」としているあたりは、AKB48総選挙のパロディーなのだろう。なかなかエッジの効いた取り組みだ。

このイベントでは、明智光秀が本能寺の変を起こした原因を50例取り上げており、その中のどれが原因だと思うかを投票するというものだ。50もあると迷いそうだし一つ一つを確認するのも大変だと思ってしまうが、サイトには「あなたの“推し説”早わかりチャート」があるので、これを利用するとすんなり選ぶことができるようになっている。

総選挙に参加することで本能寺の変に対する興味が湧くとともに、歴史的にどのような解釈があるのかも学べて興味深い。なかなか考えられたイベントだなと思う。

www.city.fukuchiyama.lg.jp

申込者に抽選で送られる圧着ハガキが面白い!

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さらに面白いのが、総選挙投票後に表示される「申し込みフォーム」で申し込んだ人の中から抽選で130名に「本能寺の変 お知らせハガキが自宅に届く」というものだ。

これは、日本史や昔話のパロディ画像をTwitterに投稿しているデザイナーのスエヒロさんが、2020年1月30日に発表して人気となった「本能寺の変お知らせハガキ」を実際に圧着ハガキ化したものだ。 

明智光秀から福知山城の明智秀満に宛てた手紙という設定となっており、「ご所属の武将の謀反・下剋上に関する大切なお知らせ」「謀反後、天下を取る場合がございますが、長期政権を保証するものではございません」などが記載されている。また、圧着ハガキのデザインは、公共団体などから届く「重要なお知らせ」のパロディとなっている。

思わずクスッと笑ってしまう内容で、デザイナーのスエヒロさんのセンスが素晴らしいなと思うが、それを実際にノベルティーとして圧着ハガキ化するミュージアム(福知山市)も素晴らしい。私もさっそく申し込んでみたので、当選するのかどうか今から結果を楽しみに待ちたいと思う。

www.city.fukuchiyama.lg.jp