新型コロナ対策で在宅勤務を推奨している会社が多いが、在宅勤務が続くことでのデメリットのひとつに体重が増えるというものがある。通勤がなくなったことで運動不足になるのでが、私の周囲でも「一ヶ月で3キロも増えた」と嘆いている同僚がいる。カロリーを減らすかジョギングをするなどの対策が必要だ。
同じく在宅勤務での困りごとが「腰が痛くなる」というものだ。専用の机が無いということもあるだろうし、在宅勤務ではついつい机の前に座っている時間が長くなるということもあるだろう。そんな悩みを解決する道具の一つが、昇降式のスタンディング・デスクだ。
サンコーの「置くだけスタンディングデスク」
生活家電などを販売しているサンコー株式会社は、デスクの上に乗せて使う「らくらく昇降油圧式『置くだけスタンディングデスク』」を販売している。現在の価格は14,800円(税込)だ。
通常はデスク状のパソコン台として使用し、立ち上がって作業を行う時にはワンタッチで高さが変更できるというものだ。耐荷重は7kgなのでパソコンやキーボードであれば乗せておいても十分だろう。高さは125mmから420mmまで油圧で調整できるので、立ち上がって作業をする際にも十分な高さを確保できそうだ。
また、机がない部屋でもこのように座卓として使用することができるのも便利だ。この場合には座椅子もセットで使った方が腰には良いだろうが、自宅に机がないという方にも便利に使える商品だと思う。
キングジムの「デスク用昇降台」
テプラやポメラでおなじみのキングジムは、デスクに置いて天板の高さが調整できる「スタンディングデスク『デスク用昇降台』」を発売している。昨年もご紹介させていただいたが、再度リライト版でご紹介させていただきたい。
価格は現在25,997円(税込)とサンコーの商品に比べるとちょっとお高い。その分、対荷重が15kgなのでパソコンだけではなく大型のモニターを搭載しても大丈夫だ。価格とスペックから考えると、個人ユースではなく法人ユースの商品だと思うが、在宅勤務がこれから常態化するかのしれないことを考えると自宅にも配備してほしい商品だ。
昇降台の上げ下げはガス圧式を採用しているので、本体のレバーを引くだけで好みの高さに調整することができる。また、補助脚付きなので、天板を高くしても安定し手作業を行うことができるのも特徴の一つだ。
何もかも立ち上がって行えば良いというものではないが、メリハリをつけるという意味でも職場や自宅で昇降式のデスク類が増えていくように思える。今回ご紹介した商品以外にも、複数のメーカーからスタンディングデスクが発売されているので、価格とスペクを見比べてみるのも良いだろう。