今週のお題「今年買ってよかったもの」
文房具好きなのは、実家が文房具屋だった影響が大きい。九州の地方都市にある小さな文房具屋で、小学校の正門前にお店があった。そのため、品揃えは自然と学童向けの商品が多くて、高級文具はほとんど置いていなかった。だからなのか、今も文具好きながら高級文具よりも日常使いの文具が大好きだ。
シンプルな機能美が美しいホッチキス
今年もたくさんの文房具類を買ったが、その中でも最も「美しい」と思ったのがマックス社のホッチキス「プライヤータイプ HP-10」だ。無駄を省いたデザインと、大量のホチキス止めにも対応できる使いやすさ。ハンドル部分がかなり長いのだが、そのぶん小さな力で作業ができるのだ。
さらに、芯を交換する際の動きがたまらなかった良い。具体的にどう良いのかと説明がしにくいのだが、カシャンカシャンと動く様はトランスフォーマーのようで楽しい。
シンプルなデザインなので、壊れにくく飽きないだろう。これから永く使うことになりそうな商品だ。
マックス ホッチキス プライヤータイプ シルバー 10号針使用 HP-10
- 出版社/メーカー: マックス(MAX)
- 発売日: 1988/03/01
- メディア: オフィス用品
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アナログな仕組みが心地良いラベルメーカー
もうひとつは、つい先日購入した「ダイモ テープライター ラベルキューティコン クリスマス限定パッケージ」。英数字とちょっとした記号しか打てないが、カチカチと一文字ずつ刻んでいく方式が楽しい。ダイヤルを合わせてギュッと握るのだが、力が弱いと文字が薄くなるのもアナログ的で良い。
ダイモはかなり昔からある商品で、私が子どもの頃にはもっぱらこれで名札付けをしていた。それがいつしかテプラなど漢字が印字可能なラベルメーカーに取って代わられるのだが、アナログな使い心地に再び人気が出てきている。これはなぜか。
ひとつの理由としては、ダイモで作ったラベルの文字は盛り上がっていて、指で触ることが出来るからではないだろうか。活版印刷にも言えることなのだが、「文字が物理的にそこにある」という感覚がデジタルデータ全盛の現代では逆に珍しくて新しい。
力加減ひとつで文字の雰囲気が変わるのも、道具を使っているという感じがして、自己満足的に楽しいのだ。
シンプルなデザインなので、こちらも永く使える道具だといえる。
ダイモ テープライター キュティコン 9mm幅テープ対応 英数字、打刻可能 イエロー DM20008
- 出版社/メーカー: ダイモ
- メディア: オフィス用品
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まとめると
今回ご紹介した商品は、どちらも手動でカチカチと握って動かすものだった。そして、どちらもシンプルで使いやすく、これから永く使うことになりそうな商品だった。
使いやすくてお気に入りの道具を、大切に永く使う。とても大切なことだと思う。