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『ときめく文房具図鑑』を読んで文房具の良さを再認識した

深田久弥さんの「日本百名山」や山口耀久さんの「北八ッ彷徨」などは、多くの登山好きの方々に読まれている紀行文だ。山を紹介しながらも、登山自体の楽しさを伝えてくれる。そんな内容の書籍だ。

山に関する書籍の発行では山と渓谷社が有名だが、同社から文房具に関する書籍がつい先日発行された。それがとても素敵だと評判だ。

文房具好きにはたまらない一冊

「ときめく文房具図鑑」表紙

文房具を取り上げた書籍はいくつもあり、私もいままでに何冊かをご紹介してきた。どれも素敵な文房具中心の内容だが、さらにもう一冊ご紹介しなければならない書籍が発売された。それが、つい先日の2017年1月20日に発売された「ときめく文房具図鑑 (ときめく図鑑)(著:山﨑真由子、写真:今野 光)」という一冊だ。 

発行元が「山と渓谷社」だということに少し意外性を感じたが、同社では山関連以外でも様々な書籍等を発行しているので今回もその一環なんだろうと思う。しかも、冒頭で書かせていただいたように「文房具好きになる素晴らしさを知る一冊」となっている。単に素敵な文房具を紹介するだけの本ではないのだ。

「ときめく文房具図鑑」ストーリー1挿絵

この書籍は文房具の紹介が中心ではなく、文房具全般の素晴らしさを伝えてくれる構成となっている。内容は、「文房具の豆知識」「文房具コレクション」「ネカニズムを識る」「文房具なヒト」「懐かし文房具博覧会」「ときめく文具店」の6つにパート分けされており、途中には文房具に関するいくつかのコラムも挟まれている。

各パートは「Story」と名付けられ、写真のように素敵なイラストがパートの先頭を飾っている。これだけ見ていてもオシャレだし素敵だ。そう、この一冊はとにかく中身がオシャレで楽しい。

豆知識は読み応えがあるし、文房具コレクションは古いものから新しいものまで「良いもの」が真摯に取り上げられている。メカニズムを探るパートでは文房具の機能性と機能美を探索し、後半では文房具にまつわる人や出来事や店舗が紹介されている。

文房具の綺麗な写真

書籍の内容や構成もさることながら、個人的には写真の美しさにも惹きつけられた。表紙の写真もそうだし、中身の写真も美しい。文房具をこんなに美しく撮影することができるんだと、文房具好きとしては非常に刺激となった。

全部で127ページとそれほど厚い本ではない。しかし、じっくりと読むことができる一冊だし、じっくりと読んでみたい一冊だ。文房具好きの方なら食い入るように読むことになるだろうし、それほど興味がない方でも文房具好きになってしまうかもしれない。他の文房具関連書籍と同様に、文房具愛に溢れた一冊だ。

ときめく文房具図鑑 (ときめく図鑑)

ときめく文房具図鑑 (ときめく図鑑)

 

文房具を好きになること自体が好きになる

この書籍については発売前から文房具関連サイトで情報が流れていたので、発売と同時に購入して読んでみた。文房具に関する書籍やムックはたくさん発売されているが、文房具を紹介していながら「文房具好きなことを好きになってしまう」という構成だなと感じた。

冒頭でも書いたとおり、山の紹介をしていながら山登り自体の楽しさを教えてくれる書籍がいくつもある。今回ご紹介した「ときめく文房具図鑑」は、それと同様に文具好きライフの楽しさを教えてくれる指南本のような感じがする。

文房具ブログの「きになる文房具」さんもツイッターでご紹介されていたが、この一冊を読むと「文房具好きになって良かった」と思ってしまうぐらいだ。

多くの方に読んでいただきたい一冊だ。