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【文具店めぐり(番外編)】品揃えが豊富で楽しい「大塚国際美術館」のミュージアムショップ

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徳島県鳴門市にある大塚国際美術館は、普通に観ても3時間以上かかるという大規模な美術館だ。美術館に行くと楽しみなのがミュージアムショップ。「行ってよかった美術館ランキング一位(2011年)」に輝いたこの美術館のミュージアムショップは、文房具好きでも十分楽しめる品揃えだった。

大塚国際美術館とは

大塚国際美術館は徳島県鳴門市に大塚製薬グループが1988年に開設した美術館。年間約22万人が訪れるという人気のスポットだ。人気の秘密は展示されている絵画や復元された壁画とその周辺環境にあるのだが、その全てが特殊な製法で作られたレプリカだというのも話題になっている。

レプリカなのに本物の感動を覚えるという不思議な美術館で、テレビや雑誌などでも時々紹介されているのでご存知の方も多いだろう。私もNHK-Eテレの番組で知り、今回妻と二人で行ってきた。館内の造りや演出などが素晴らしく、やはり「行って良かったな」と思える美術館だった。

東京羽田から徳島までは、飛行機を使えば1時間ほどで到着できる。また、ホテルとのパックが思った以上に安いこともあって、費用的にもそれほど高額ではないのも魅力だなと感じた。

ミュージアムショップも素晴らしい

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地下3階、地上2階の美術館を堪能した後に、再び入口に戻るとミュージアムショップがある。明るい店内はゆったりとした面積が確保してあり、ここを覗くだけでも十分楽しめるほどの充実ぶりだ。

ミュージアムショップの中には特設会場的にこじんまりと運営しているところもあるが、大塚国際美術館では入口の一番目立つ場所に設置してある。数多くの美術品を堪能した後に、ここを覗いてのんびりと買い物ができるという雰囲気だ。

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定番商品のお菓子なども並んでいるが、ステーショナリーも種類が豊富だ。しおりや名画ふせん、キーホルダーなどがズラリと並んでいる。f:id:polepole103:20160828122606j:plain

ふせんは「最後の晩餐」と「叫び」をモチーフにしたものがそれぞれあって、吹き出しの中にメモを書くというのが面白い。

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あぶらとり紙などもオリジナル商品が並んでいる。ゴッホの「ひまわり」は花瓶に挿してある珍しいものだったが、館内を巡った時に印象深かったものを選ぶのも良いだろう。

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入口近くにはオリジナルのマスキングテープが並べられていた。最近ではマスキングテープのオリジナルバージョンを時々見かけるが、大塚国際美術館のものもなかなか楽しい絵柄だった。

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色や絵柄が数種類ずつ用意されていて、「叫び」「ヴィーナス」「モナ・リザ」などがデッサン風に印刷されている。他にも名画をモチーフとしたバージョンもあるので、どれを選ぶか悩むところだ。

美術館来館の記念にオリジナルの文房具。日頃使うものだけに、良い思い出の品になるのではないだろうか。

ミュージアムショップの魅力

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文房具店を覗くと「新しいものはないかな」とか「変わったものはないかな」といったワクワク感を覚える。輸入文具のお店であれば見たことのない外国物を探せるだろうし、レトロな商品を集めたお店であれば懐かしい文房具が見つかるかもしれない。

美術館や博物館などのミュージアムショップには、基本的にはお土産用品が並んでいるが、その中には文具店も真っ青の品揃えを誇るお店もある。主に展示品をモチーフにしたオリジナル商品が並んでいるのだが、なかには普通の文房具が置いてあったりするところもあるので、お店の方のセンスでチョイスしているのだろう。

ミュージアムショップの魅力は、何といっても「今観てきたものが商品になっている」という点だ。企画展にちなんだポストカードや一筆箋、しおりやブックマーカーなどの文房具類が置いてあることも多くてワクワクする。

文房具類は日頃から使うものなので買って無駄はないし、日頃から使うものだけに常に持ち歩けるという楽しさもある。ただし、オリジナルの商品ながら品質の面では今ひとつという商品も、残念ながら売られているのが実情だ。

文房具好きとしては多少価格が高くなったとしても、長く使える商品をオリジナルで揃えてもらうととても嬉しいなと思う。例えば、コクヨの測量野帳やモレスキンのスケッチブックを、オリジナルバージョンでデザインして販売してみてはどうだろうか。

多少高くても買ってしまうだろうと思うは文房具好きだからかもしれないが、ミュージアムショップの関係者で文房具好きの方がいらっしゃれば是非検討していただきたいなと思う。

非日常的なワクワク感を覚えられるのが、美術館の良さでありミュージアムショップの良さである。