若い頃はナンバリングという作業をけっこうやっていた。ワープロがまだまだ普及していない頃は、手書きや簡易印刷の資料を綴じて一冊の資料にしていたので、原本となる書類の一枚ずつにページ番号を打っていく作業だ。
また、資料の右上に日付印を押すという作業もあって、特に伝票や請求書などの発行作業時にはせっせと押していた記憶がある。日付を入れるスタンプはかなりアナログな道具となっているが、今でも便利に使える道具だと思う。
字体もおしゃれな「シャイニースタンプ」
プライベート用として使っているのが「シャイニー スタンプ ミニデイトプリンタ 5号×4連」という日付印で、印字サイズが約4mm×21mmと少し小さめのものものだ。上部を押すと印面がクルッと反転して印字されるという動きが、使っていて楽しくなる要素の一つだ。
日付が英字表記されるので、日本製のものに比べて日付の並び方や字体がちょっとおしゃれだ。とはいっても実用性の高いスタンプなので、手荒に扱わない限りは使っていて壊れやすいということもない。私はかれこれ5年ほど使っているが、問題なく使うことができている。
主にメモや手帳に使っていて、講習会時のメモやアイデアメモなどにぺたんと押している。あるとないとでは大違いの道具だと思う。
インクは専用のパッド本体中央に取り付けられていて、印面が上がっている時に印字部分に押し付けられるようになっている。交換時にはパッドごと取り替えるという方式なので、手が汚れることもなくワンタッチでの交換が可能だ。
本体の色も綺麗なブラックで、サイズもちょこんと小さいのが特徴だ。何よりも英字表記される日付が、カチッとしていて綺麗なのが良い。使っていて楽しくなる道具でもある。

シャイニー スタンプ ミニデイトプリンタ 5号×4連 S-300UK
- 出版社/メーカー: スタンテック
- メディア: オフィス用品
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質実剛健な「シャチハタ回転日付印」
会社で使っているのは、「シヤチハタ 回転日付印 欧文日付 5号」という日付印。日本製で質実剛健という感じの商品だ。印字サイズが約3.1mm×24mmとシャイニースタンプとほぼ同じだが、字体のためなのか実際の見た目はもう少し大きく見える。
数字と数字の間が若干間延びしているように感じるが、逆に数字が見えやすいというメリットがある。「年・月・日」と並ぶ数字は、普段見慣れているのでわかりやすい。
仕事でいただいた名刺はすぐに日付印をぺたんと押しておく。その後、スマホのスキャナーで取り込んでevernoteに入れておけば、同じ方からいただいた名刺でも新旧を区別することができて便利だ。また、仕事の資料でも打ち合わせ用のメモなどには日付が入っていないことがあるので、ペタペタと押しておけばいつ使った資料かが一目でわかる。
作りが頑丈なので、多少ガタガタと強めの力で使ってもビクともしないぐらい質実剛健なスタンプだ。インクが薄くなったら専用の補充インクを使い、本体上部から内部に染み込ませる方法で補充する。一度入れておけばかなりの期間使えるのも便利だ。
最近では日付印を使うことが少なくなったが、あれば便利な道具だと言えるだろう。
一手間かけるところに意味がある
最近ではパソコンやスマホのアプリが日付を管理してくれるので、何もしなくても自動的にいろいろな資料やファイルに日時データとして残るようになった。 資料を作った日時だけではなく、いつ変更したかの履歴まで残るので便利だ。
しかし、資料データの日付をいちいち確認するのも手間だし、紙媒体で持ち歩いているものや手帳のメモなどに関しては自分で日付管理を行う必要がある。そんな時に重宝するのが、今回ご紹介した日付スタンプだ。名刺でも資料でも、ペタペタと押しておけばデータの日付を確認しなくても一目でわかる。
また、毎朝日付印の年月日を合わせる作業というのは、一日の仕事を始めるためのルーティーンとしても意味がある。日付印の年月日を合わせ、PCの電源を入れ、必要な文房具類をデスクにセットする。そういった手順を踏むことで、一日の仕事が集中して始められるような気がする。
アナログな道具もまんざら不便ではなく、逆に一手間かけるところが人間の感覚と合っているのだと思う。