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新感覚の綴じ道具「プチとじ」はしっかり留めたいものをしっかりと留められる

 書類を綴じる道具といえば、ステープラーやクリップを思い浮かべる。最近では針を使わないステープラーも登場するなどさまざまな道具が発売されているが、おしゃれな文房具を数多く出しているリヒトラブからは「穴をあけてしっかり綴じる」という道具が発売されている。

プラスチックの留め具でしっかり綴じる

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 リヒトラブが発売しているのが、穴をあけてプラスチックの留め具で綴じる「プチとじ 」という文房具だ。今までの書類を綴じる道具とは発想が異なり、「しっかりと綴じる」という点に注力している。

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http://www.lihit-lab.com/products/catalog/M-10.html

 綴じることができる枚数は普通紙で20枚程度。まずは綴じたい書類の角をプチ綴じにいれてレバーを下げる。一穴パンチよりも少し小さめの穴が開くので、そこにプラスチックの専用留め具をいれて軽く指で押さえる。

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 再びプチとじに差し込むと前の部分に入るので、レバーを下げて留め具をグッと押さえて固定する。これで出来上がり。留めた部分はしっかりと固定されているので、書類が途中で抜けたりすることがない。また、穴の大きさと留め具の大きさが同じなので、緩んで留めた部分が破れてくるということもない。

 長い時間回覧する書類であれば、これで留めておけば安心だろうし廃棄するときにも留め具はプチとじの後ろの部分で外すことができるので、分別するのも簡単だ。

 さらに留め具には何種類かの色があるので、書類の種類によって色を変えておくことで、一目で書類の種類が分かるという使い方ができる。留め具を再利用できない点がやや残念な気がするが、留め具の価格は安いので消耗品として割り切ることが必要なのかもしれない。

リヒトラブ プチとじ 黒 M10-24

リヒトラブ プチとじ 黒 M10-24

 

用途によって使い分ける

  プチとじはしっかりと固定することができて便利な反面、ステープラーやクリップと比較して留めるのに若干手間がかかる。急いでいるときやたくさんの資料を綴じる必要があるときには、この道具は不向きかもしれない。

 反面、自分の資料を整理していて分類する必要がある時などには、後から資料を探すのにも便利なので、利用価値は大きいなと感じた。

 大量の資料や急ぎの資料には従来通りのステープラーやクリップ、最近流行の針を使わないステープラーなどを使い、個人用の資料などを整理したり回覧用の資料を綴じる時にはプチとじを使うなどの使い分けが必要だろう。

 また、家庭などで子どものプリントを種類別に綴じておきたい時には、一度留めた留め具を外して追加のプリントと一緒に綴じることもできるので、そういう使い方も色分けと併用することで便利に使うことができるのかなと感じた。

リヒトラブ プチとじ専用クリップ 1組=50個入 赤 M15-3
 

 最後は使う人の想像力も必要なのかも

 今回ご紹介した文房具のように、特殊な使い方をする道具というのは案外使い道が少なかったりする。便利そうだからといって買ってしまうと、結局は使う頻度が少なくて引き出しの肥やしになってしまうこともあるだろう。

 一方で、メーカーが表示している使用方法以外の方法があるのであれば、買っておいた方が便利に使えて効率的になるということもある。

 たとえば前述したように、子どもの学校のプリントを綴じておいて整理する場合には、「行事」「連絡物」「提出物」のように色分けして綴じておけば、後日同じようなプリントが届いたときに一旦留め具を外して追加するということができる。

 そうやって分類しておいたプリントをクリアファイルに入れておけば、クリップの色をみただけで何のプリントなのかが一目で分かるので便利だ。この方法は、会社で使う自分用の資料を整理するときに活用できそうだ。

 正直にいうと通常の書類を留めるのであればステープラーで事足りるのだが、文房具好きとしてはメーカーが例示している使い方以外の使い方を思いつくのも楽しみのひとつで、そういうこともあって珍しい文房具にはついつい手がでてしまう。

 宝の持ち腐れにならないよう、いろいろな使い方をこれから考えたいと思うが、考えることでさらに文房具好きに拍車がかかるということになるかもしれない。それもまた楽しいのだが。