気分はポレポレ よろず情報ブログ

大好きな文房具や書籍、日常のことなどを随時更新中です!

付喪神(つくもがみ)になりそうな我が家の愛機「TEPRA(テプラ)PRO SR323」

道具を100年使っていると魂が宿り、「付喪神(つくもがみ)」になるという言い伝えがある。いわゆる妖怪になるというものだが、最近では畠中恵さんの「つくもがみシリーズ」によって可愛らしくてちょっととぼけた妖怪のイメージもあるのではないだろうか。

100年まではいかなくても我が家のキングジム「TEPRA(テプラ)」は割と長く使っていて、長く使えば使うほど手放せないものとなっている。

我が家で必需品のラベルライター「TEPRA(テプラ)PRO SR323」

テプラ

漢字ラベルを作るための道具がキングジムのテプラシリーズだが、我が家のテプラは1998年に発売された「テプラPRO SR323」という家庭用の機器だ。 発売されてすぐに購入したので、もう18年も頑張ってくれている。

テプラの年表
http://www.kingjim.co.jp/products/tepra/gallery/pro

キングジム社のテプラ年表を見ると、 PROシリーズが発売され始めてから6年後に発売された商品だ。1998年といえば息子が生まれる前の年で、むすこのために買った衣類ケースなどのラベル貼りのために買ってきたことを思い出す。

f:id:polepole103:20161018220755j:plain

むすこが生まれてからはミルク関係のケースに注意書きを貼ったり、母子手帳に必要な情報を貼ったりしたものだ。あの頃は、初めて聞く言葉や情報が多くて、とにかくテプラで打ち出してはいろいろな場所に貼っていた。

幼稚園に入れば道具箱に名前を貼り、小学校に入学すれば鉛筆などの文房具類に名前を貼る。特に、小学一年生の時に鉛筆や絵の具一本一本に名前を貼る時などは、細いテープに交換して一気に打ち出すなど大活躍だった。

むすこが小学校を卒業してからは、もっぱら私や妻の用事で使うようになった。ファイルの背ラベルや収納ケースの表示などに大活躍だ。今でも使い終わった手帳の背ラベルなどに使っている。

買い換えようという話は出るものの

f:id:polepole103:20161018220858j:plain

時々「そろそろテプラを買い換えようか」という話が出ることがある。スマホから出力できるものやPCでラベルをデザインできるものが発売されているので、そちらの方が便利かなと思ってしまうからだ。

しかし、その度に「今のテプラで不便はないし・・・」という結論が出て買い替えが実現しない。電源を入れた時に液晶画面に出てくるオープニングも好きだし、何よりも道具自体に愛着があるので買い替えるという発想にならない。

買うとすれば「買い増し」ということになるのだろうが、ぽちぽちとボタンを押してラベルを作成するというのもまたアナログ的で楽しいので、今の機器が壊れるまでは使い続けることになるのかなと思っている。 

道具にも魂が宿っているんじゃないかと思う瞬間

 今回はテプラのことをご紹介させていただいたが、我が家には他にもずいぶん前から使っている道具というのがある。妻が使っている裁縫セットは中学生の頃から使っている道具だし、私のネクタイピンも20年以上使っているものだ。

特に高額なものではないので普段使いにしているが、これがどういうわけか紛失しない。例えばネクタイピンは長く使っているので少し緩くて、どうかするとネクタイから外れてしまうこともある。それでもなぜかシャツの方に着いていたり、落ちたのにズボンの折り返しに入っていたりする。

 そういうことが続くと道具にも意思があるように思えてならないのだが、皆さんはいかがだろうか。

進化し続ける「TEPRA(テプラ)」はBluetooth接続でAndroid端末からも使えるようになっていた

どこの職場にもあるのではないかと思われるのが、キングジムの「TEPRA(テプラ)」だ。特に事務職の方の職場には、必須だと言っても良いかもしれない。職場でも家庭でも重宝する事務機器だが、最近ではPCに接続できるだけではなく電源も接続ケーブルも使わないタイプが人気となっている。

PC接続タイプなのにケーブルがない「TEPRA PRO 5500P」

テプラPRO sR5500P
http://www.kingjim.co.jp/products/tepra/detail/_id_SR5500P

キングジムが発売しているテプラシリーズは、常に進化し続けている事務機器の一つだろう。様々な機種が発売されているが、その中でも昨年発売された「テプラPROSR5500P」は非常に個性的だ。

従来のTEPRAとは異なり縦置きでも横置きでも使えるスタイリッシュな形状で、白を基調としたカラーは職場でも自宅でも楽しく使えそうだ。PCに接続して専用のソフトでラベルを作ることができるが、電源はACアダプターだけではなく電池でも駆動するので持ち運びにも便利だ。

テプラPRO sR5500P
http://www.kingjim.co.jp/products/tepra/detail/_id_SR5500P

さらにBluetooth接続を行うことができるので、PCやスマホとケーブル無しで接続することができて手間がかからない。発売当初はiOSのみに対応していたようだが、最近ではWindowsOSやMacOSに対応し、スマホもiOSとAndroidの双方に対応しているので全方位での活用が可能となった。

スマホで作成する場合には、作成後の画面で原寸大のプレビューが見られるようになっているので、実際に貼るものの近くに持って行って確認することもできる。これは案外便利な機能だ。

 スタイリッシュでポータブルで便利なテプラ。一台あれば誰もが便利に使えるので、会社でも家でも「買ってください!」と言ってみようと思う。

キングジム ラベルプリンター「テプラ」PRO SR5500P SR5500P

キングジム ラベルプリンター「テプラ」PRO SR5500P SR5500P

 

「TEPRA(テプラ)」の歴史は古い 

初代テプラ
http://www.kingjim.co.jp/popup/products/tepra/gallery/tr55.html

今では高機能化やコンパクト化が進んできたテプラだが、1988年に発売された初号機はとてもシンプルなものだった。当時は一文字づつ選択して貼り付ける方法だったが、それでも綺麗な文字でシールが貼れる漢字ラベルライターというのは画期的だった。

発売から30年近くが経つロングセラーシリーズだが、当初の頃と価格がそれほど高くなっていないとういうのは凄いことだなと思う(もちろん、物価の違いはあるが)。それもまた企業努力の一つなのだろう。 

ところで、「TEPRA」という商品名にはどういう意味があるかご存じだろうか。この商品名は「Timely(いつでも)」 「Easy(簡単に)」 「Portable(その場で)」 「Rapid(すぐに)」 「Affix(貼り付けられる)」という単語の頭文字から取っているのだそうだ。

名前に込められた意味どおりのこの商品は、キングジムの名前を世の中に知らしめた商品でもある。なかなか素晴らしい。

我が家の「TEPRA(テプラ)」は年季物!

f:id:polepole103:20161018220724j:plain

我が家には年季物のテプラがある。1998年に発売された「テプラSR323」という家庭用の機器だ。 発売されてすぐに購入したので、もう18年も頑張ってくれている機器だ。

息子の誕生以前に購入したこの機器には、我が家のささやかな歴史が刻み込まれている。さすがに本体は色褪せてしまているが、液晶も動作もまだまだ現役で頑張ってくれている。ロングセラー商品となると、機器にも想いが詰まってくるのがよくわかる。