在宅勤務や出張時に仕事をする際には、会社の自席にあるPCを外部から遠隔起動してリモートアクセスする方式をとっている。その方法だと、アクセス時の作業能力は手元のPCのスペックに影響されないため、持ち歩くPCにはある程度のスペックがあれば良いと考えて、安価な軽量小型バソコンを使い始めた。
使い始めたのは、ASUSの「ExpertBook B3 Detachable B3000DQ1A」という一台。購入した時点ではAmazonで5万円台で販売されていたので、リモートアクセス用として使えるかどうかのスペックを確認した上で購入した。
OSはWindows11Home。本体は画面比率16:10のマルチタッチ対応ディスプレイで、スタイラスペンが内蔵されているのでディスプレイのままでも使うことができる。付属のキーボードは頑丈なマグネット式で、瞬時に接続・取り外しが可能。本体をキーボードに近づければマグネットで自動的にしっかりと装着されるので、PCとしてスーむずに作業を行うことができる。また、本体背面に取り付けられるフレックスアングルカバーは、ジーンズ地で手触りが良く、頑丈で角度を縦・横に調整することができる。
キーボードとスタンドカバーを装着した状態で折り畳むと、大きさは「幅260.4mm×奥行き178.44mm×高さ18.89mm」となりB5版とほぼ同じサイズでコンパクトだ。重量は約1kgなので、見た目よりもずっしりとした感じがする。本体だけの重量は約595gなので、タブレットとして持ち歩くのであればかなり軽量コンパクトだ。
リモートアクセスで使用する場合には、前述したとおり動作はスムーズで快適に作業ができるが、FAT端末として使用すると若干動作が重くな軽快なる。特にWindowsアップデートが始まると更新にかなりの時間がかかるので、アップデートがある場合には使用しない夜間に行っておくのが良いだろう。Microsoft Officeがプリインストールされているので、資料の作成や修正を行うのには十分だ。
自宅ではデスクトップPCで作業を行い、リモートワークや出張時にこの商品を持ち歩いて使うのであれば、使い勝手の良いサブマシンとして活躍するのではないかと思う。1㎏という重量が気になるようであれば背面のカバーを外すのも一案だが、本体の保護を考えると悩ましいところだ。総合的には価格と性能のバランスを考えると、個人的に「買ってよかった」と思える便利なサブマシンだと感じている。
