会議や打合せの席でのメモが、手書きではなくパソコンを使うことがかなり一般的になってきた。入力したテキストを、そのまま議事録や資料などにコピー&ペーストできる便利さがあるからだろう。もちろん、手書きのメモはイラストや図を書き込めるメリットがあるので、どちらが良いかは一概には言い切れない部分もある。私は講演や議事録作成が必要な会議などでは、「入力に特化したデバイス」でメモをとっているが、テキスト入力に特化した商品だけにとても重宝している。
デジタルメモ「ポメラ」
私が長年愛用しているのが、キングジムのデジタルメモ「ポメラ DM100」という商品だ。テキスト入力に特化した商品で、メールを見ることも出来ずインターネットにも接続できない。だからこそ、集中して入力作業を行うことができるデバイスだと言える。
最近は会議や講演会もリモート方式が多いので、職場でもデスクに置いたiPad miniで会議に繋ぎ、ワイヤレスイヤホンで話を聞くというパターンが増えた。そんなときにも、軽量コンパクトなポメラは場所塞ぎにならず使いやすい。また、何よりも液晶ディスプレイを開いたらすぐに入力できる機動性が特徴であり、デジタルメモとして一番のメリットだろう。
現在使っているDM100のキーボードピッチは17mmでホームポジションも取りやすく、キータッチは浅すぎず深すぎず滑らかに入力ができる。また、Bluetooth機能を備えているので、PCに接続してデータ転送を行う際もUSBケーブルなどを使わずに行えるほか、スマホやiPadなどのデジタルデバイスのキーボードとしても使うことができる。
最初のポメラが発売されたのが今から14年前の2008年。その数年後から使い初めて現在の機種が3台目だが、7年経った今でも液晶もキーボードも新品の頃と変わらず快適に使うことが出来ている。やはり、シンプルな機能だからこそ丈夫で長持ちするのだろうか。これからも手放せない愛用品だ。