おやこでポレポレ《文房具好きブログ》

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神楽坂の「かもめブックス」はいつまでも居たくなる素敵な書店だった

東京・神楽坂というと料亭が有名なのだそうだ。私には縁の無い話だが、今でも暗くなると芸子さんを見かける街でもある。そんな情緒あふれる神楽坂に、ちょっと素敵な書店がある。

校正・校閲の会社が始めた書店

 東京都中野区の中野駅と千葉県船橋市の西船橋駅とを結ぶ地下鉄東西線。その名のとおり東京都心を東西に繋ぐ路線だ。

 地下鉄「神楽坂駅」は、中野から電車に乗ると10分ほどで到着する。高田馬場駅からなら5分の乗車だ。案外近い。

中野から最後尾に乗って神楽坂で電車を降りる。トコトコと階段を上って矢来口から外に出ると、片側一車線の狭い道路に出る。坂の途中にある地下鉄の出口だ。

目の前の道路は幹線道路ではないので、どことなくのんびりとした雰囲気がある。行き交う車もそれほど多くはなく、道路沿いにはコンビニや小さな飲食店などが程よい距離で並んでいる。

かもめブックスの前景

何となく住みやすそうな街だなと思いながら、地下鉄の出口を出て左に曲がって坂を上る。10メートルも歩けば、そこにあるのが「かもめブックス」だ。

かもめブックスの入り口

前面ガラス張りのお店は入り口付近がカフェになっており、その奥が書店になっている。壁やパーティションが無いので、店内にコーヒーの良い香りが漂っている。コーヒー好きなら、買った本をすぐにその場で読みながらコーヒーを飲みたくなるのではないだろうか。

カフェの様子
http://kamomebooks.jp/cafe/649.html

多くのお客さんが訪れているので、写真撮影はせずに私ものんびりと本棚を見て歩いた。新刊から名作まで色々と取り揃えられた本棚は、ぶらりと見て歩くだけでも楽しい。

店内の本棚
http://kamomebooks.jp/cafe/649.html

お店の奥はミニギャラリー。この日は「組み立てる とは なにか モデルフィニッシャー北澤志朗さんの模型から」 という個展が開かれていた。小さないながらもピリッとした雰囲気が漂う空間だ。

ミニギャラリーの左隣には小さいながらもコミックコーナーがある。

コンパクトな店内は見やすくレイアウトされていて、とても居心地が良くて本も選びやすい。欲しいと思っていた本が無かったとしても、思いがけず良い本に出会える。そんな予感のする書店だ。夜遅くまで開いているので、週末の会社帰りに立ち寄って見ようかなとも思う。

■かもめブックス

「かもめブックス」HP

 住 所 東京都新宿区矢来町123 第一矢来ビル1階
Tel / Fax 03-5228-5490 / 03-5228-4946
営業時間 月曜日~土曜日 10:00 ~ 22:00
日曜日・祝日  11:00 ~ 20:00
定休日 不定休

(2017年4月19日からは下記のとおり)
営業時間 月〜日 11時〜21時
定休日  毎週水曜日(水曜日が祝日の場合は営業)

POPだけで本を選んでみる

シークレットブック

いろいろと工夫された棚作りがなされているが、「シークレットブック」という売り方も行われている。これは、タイトルも著者も一切わからず、紹介文だけを読んで買ってみるというもの。

どうしても読むものが偏ってしまうことがあるが、これなら今まで買わなかった本に出会える可能性もあり、逆にすでに読んだことのある本に当たるかもしれない。面白い。

私が買ったのは「シークレットブック1」の文庫本。紹介文に惹かれて買い求めたが、自分では絶対に買わない作家さんの本であり、買わないジャンルの本だった。なんという本だったかは内緒。ぜひ皆さんにも試しに一冊買っていただきたい。

○「シークレットブック1」紹介文

誕生日のケーキだとか、バレンタインのチョコだとか、特別なお菓子は食べるのが惜しくて、ちょっとずつ、ちょっとずつ食べる。
ひとくちひとくちが幸せで、最後の一口になったときなんて「もう最後か・・・」なんて、ため息まで出てしまう。
この本も、ちょっとずつ、ちょっとずつ丁寧に味わいたい一冊。言葉を一語ずつ味わいながら。ときには、本から目を離して物思いにふけりながら。そして最後には、きっとため息が出てしまう。

紹介文自体が、すでに文学的で素敵だ。