日頃は意識しないのに、いざという時に無いと困るという道具がいくつかある。靴ベラや裁縫道具などもそのひとつだろうし、セロテープやハサミもそのひとつだろう。特にハサミは日頃はなかなか使わないものの、ちょっとしたものを切りたい時などに思わず探してしまうということが時々ある。そんな時のために小型のハサミを要所要所に置いておくと便利だ。
携帯に便利な「携帯はさみ」
私が使っているのがクツワ株式会社の「HiLiNE 携帯はさみ」という小さなハサミ。もうずいぶん使っているが、握り部分を誤って破損したため先日改めて買い直した。大型店舗の文房具売り場にはたくさんのミニハサミが並んでいたが、結局いつも使っているこのハサミに落ち着いた。
キーホルダーにもなる小さなハサミだが、刃渡りが19㎜と「短くなく長くない」という絶妙なサイズが気に入っている。小さいのに切れ味が良くて、テーピングテープなどを切る時にはストレスなくサクサクと切れるのが嬉しい。
また、洋服やミニバッグなどの縫製品の糸ほつれなどがあっても、細い糸もきれいに切れるのが良い。小さくて携帯に便利でも機能が伴っていないと何の役にも立たないが、切れ味が良いので実に便利な道具だ。
さらにキーシリングが付いているので、鞄やバッグなどの内側に止めておいても良いし、キーホルダーがわりに使ってみても良いだろう。
いざという時のために用意しておくには、ちょうど良い大きさのハサミだと思う。
種類が豊富なミニはさみ類
最近ではミニはさみは、携帯する方法や用途によっていろいろな種類が揃っている。ミニ文具の中では割とポピュラーな道具だと言えるだろう。
サンスター文具 スティッキールはさみ NB S3712451
- 出版社/メーカー: サンスター文具
- 発売日: 2011/11/18
- メディア: オフィス用品
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その中でもペンケースに入るはさみの代表商品といえば、やはりサンスター文具の「スティッキールはさみ」ではないだろうか。刃渡り35mmとミニはさみとは呼べないくらい必要十分な長さがあり、バネの力で切りやすいというのも特徴の一つだ。ミニ文具というよりも、ペンケースや机の引き出しに入れておいても邪魔にならないはさみとして重宝する。
おしゃれな文房具を数多く出しているミドリも「CL コンパクトハサミ」を発売している。グッドデザイン賞も受賞した美しいフォルミのハサミだ。刃渡り40mmとこちらも必要十分な長さがあるので、コンパクトながら普通のハサミに近い使い方ができる。実用性という意味でも使い勝手の良いハサミだ。
携帯性の良さを優先して小さすぎるほど小さいのが、長谷川刃物の「マイクロシザーズ」だ。スマホのストラップとしてつけても邪魔にならないぐらいの小ささで、刃渡りは7mmしかない。衣類のほつれた糸や洋服のタグなどを切るのに便利だろう。実用的な使い方のために用意するというよりは、いざという時の備えとして持っておくハサミだと思う。
用途に合わせてコンパクトなハサミを使いたい
今回買ったクツワ社の「携帯ハサミ」は、テーピングセットの中にコロンと入れてある。昔の古傷で膝が悪い私にとっては、ボルダリングやボウリングを楽しむときにはテーピングが欠かせないが、割と忘れがちなのがテープを切るハサミだ。
力を入れてビリっと切り裂くことができなくもないが、下手するとテーピングテープの繊維がほつれてしまいしっかりと止まらないということもある。そういう意味では、テーピングテープと一緒に袋に入れておくことで、いつでも快適にテーピングを行うことができて便利だ。
ペンケースに入れておくなら刃渡りがそれなりにあるものを、時々しか使わなければコンパクトなものをチョイスするのが良いだろう。普段はあまり使わなくてもいざという時には必要なのがハサミなので、用途に合わせて幾つか持っていると便利に使うことができるだろう。