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アートは福祉を超える!こもねすとギャラリー/東京都高円寺

 その人しか描けない絵がある。その人だからこそ表現できるアートがある。そんなオンリーワンのアートを携えた授産品の展示会が行われている。

■小茂根福祉園主催のギャラリー

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  東京の西部を走るJR中央線。阿波踊りで有名なJR高円寺駅の北口から数分歩いたところに、街並みに溶け込んだ小さなギャラリーがある。このギャラリーで3月10日から開催されているのが「こもねすとギャラリー」という企画展だ。

 今回で5回目を迎えたこの企画展は、板橋区の小茂根福祉園で製作された授産品が展示されており、その場で購入することもできる。授産品とは福祉作業所等で作られた商品のことを指すが、小茂根福祉園の商品は他の授産品とはひと味違う。

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 小茂根福祉園は生活介護サービスや就労支援B型事業所を運営しており、地域に根ざした障がい者通所施設だ。板橋区内在住の知的障がいのある方を対象とした施設で、自立支援や就労支援などの取り組みを行っている。

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 そういった活動の中で生まれた小茂根福祉園のモノづくりは、「KOMONEST」というブランドとなって世の中に送り出されている。

KOMONE(小茂根)+ NEST(鳥の巣)= KOMONEST(コモネスト)
KOMONEST は小茂根福祉園が企画・製造している商品のブランド名です。この名前は障がいのある人の「巣立ち」( 自立 ) を願ってつけたものです。
利用者の創作活動や作業に、商品力を持った「ものづくり」とは何かをみんなで考えて付加価値をつけ KOMONEST 商品として発信しています。

http://www.komone-f.net/komonest/

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 生み出されている商品は「作品」と呼びたくなるほどの出来映えで、どれもこれもアーティスティックな絵柄で見ているだけでも楽しくなる。きっと、描いているご本人たちも楽しみながら描いていて、描くことが嬉しくて楽しくて仕方が無いのだと思う。そんな雰囲気が漂ってくる作品ばかりだ。

 以前「デザインは商品価値を上げる」ということを書かせていたことがあるが、こもねすとギャラリーを拝見して「アートは福祉を超える」ということを感じた。

 福祉の商品だから買うというのではなく、ただ単に「素敵な商品だから買う」という魅力ある商品が並んだこのギャラリー。ぜひ一度足を運んで欲しい。

◇こもねすとギャラリー

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開催期間 3月10日から3月15日
開催時間 13時から19時(最終日:13時から18時)
開催場所 高円寺「自由帳ギャラリー」
東京都杉並区高円寺北2丁目

 ■コーヒーがとにかく美味しい

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 小茂根福祉園でつくられている「フクロウ珈琲」は、自家焙煎の中煎りドリップ珈琲。丁寧に焙煎された美味しい珈琲が、一杯分ずつのパックとなって袋に詰められている。

 以前、他の場所で行われていた販売会でフクロウ珈琲を買う機会があったが、コーヒー好きの私にはピッタリの味でとても美味しかった。今回久しぶりにフクロウ珈琲に出会って迷わず買い求めたが、こういった「美味しいから買いたくなる」という商品が授産所で作られているというのも驚きだ。

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 棚にはフクロウを描いたミニトートバッグも置いてあり、珈琲の詰め合わせとともに売られていた。一杯当たりの価格は90円ほどだが、それだけの値段は当然だと思える味に仕上がっている。

 こもねすとギャラリーに行かれる機会があれば、このフクロウ珈琲を買い求めてぜひ飲んでいただきたい。珈琲好きであれば、きっと気に入っていただけるのではないかと思う。