昭和生まれの私にとっては「ゴジラ」は特撮映画の傑作で、着ぐるみのゴジラが街を破壊して歩く姿にドキドキしたものだ。現在は「シン・ゴジラ」や「ゴジラ−1.0」など、当初のゴジラとは世界観の異なる作品も人気となっていて、全ての世代を通じて人気の作品となっている。そんなロングセラー作品のゴジラが、筆記具のロングセラー商品とのコラボ商品が登場している。
「シャーボ×ゴジラ」
ゼブラから発売されているのが、ゴジラをモチーフにした「シャーボX CL5 限定 ゴジラ 軸柄ゴジラ爪痕」と「シャーボX CB8 限定 ゴジラ 軸柄メカゴジラ」、「シャーボX CL5 限定 ゴジラ 軸柄モスラ」の3種類のコラボ商品だ。
どれもゴジラのイラストが入ったオリジナルボックスに入ってくるので、ゴジラファンの方には嬉しい特典だろう。「ゴジラ爪痕」と「モスラ」はグリップ部分がレザー調のシルク塗装となっており、「メカゴジラ」はグリップにカーボン素材が使われている。書きやすくて高品質なシャーボだけに、贈り物にしても喜ばれそうだ。
ロングセラー商品のシャーボ
シャーボについて、過去記事のリライト版で改めてご紹介させていただきたい。
「シャーボ」は1977年の発売開始以来、バージョンを増やしながら47年にわたって売れ続けているロングセラー商品。私が高校生の頃に発売が開始されたが、実家が文房具屋を営んでいたのでいち早く触れることができた。当時はかなり高級な筆記具だったので、就職祝いなどの贈答用として扱っていた記憶がある。
(初代シャーボ)
発売当初は1本2,000円と3,000円の2種類があり、どちらも大ヒット商品となった。テレビコマーシャルでは「右へまわすとシャープペン、左へまわすとボールペン」というフレーズが評判となり、発売後4ヶ月で80万本という驚異的な販売数を記録したようだ。
その後、2007年に「シャーボX」が発売されるようになり、価格によって様々な仕様に分かれたボディを自分の好みで選び、ボールペンリフィルとシャープも選んで"自分だけの一本"を作ることができるようになった。それも効を奏して超ヒット商品となった。
手軽に使える商品から、今回のゴジラのように持っているだけで楽しい高級品まで種類が多いのもシャーボシリーズの特徴だろう。だからこそ、ロングセラー商品となっているのかもしれない。