カレーライス、チキンライス、オムライス、ハヤシライスと色々なライスものがあるが、個人的に最も食べる機会が少ないのがハヤシライスだ。いくぶん甘めの味付けなのが縁遠くなってしまう理由の一つなのだが、先日の「幻の」と名付けられたハヤシライスを食べる機会があった。
大型書店の丸善には「M&C Cafe」という喫茶室が併設されている店舗があるが、そこで提供されているのが「早矢仕ライス」と名付けられたハヤシライス。丸善の創設者である早矢仕氏が考案したので、そのように名付けられたようだ。以前から気になっていた料理だったので、玉子がとろっとしている「早矢仕オムライス」を食することにした。
ランチ時だったのでコーヒーとサラダがセットになっていたが、最初に出されたお冷やにレモン果汁がほのかに入っていたのは嬉しかった。ちょっとしたことだが、こういう気配りは素直に嬉しい。ほどなくして運ばれてきた「早矢仕オムライス」は、ルーはハヤシライスらしい甘さだが、こくがあって思ったよりも甘さが控えめだなと感じた。また、玉子は予想どおりふわふわで、ルーと良く絡み合って美味しい。食べ終わってからもゆっくりとコーヒーを飲むことができる雰囲気なので、久しぶりにゆったりとしたランチタイムを過ごすことができた。たまにはこういう時間を作るのも良いなと感じたランチタイムだった。
