ボウリング用品で揃える道具と言えば、マイボールとマイシューズ、そしてマイバッグだろうか。まずはこの三点を揃えて練習を行えば、スコアアップにつながるだろう。そして、その次に気になる道具がリスタイ。リスタイはその要否も含めて気になるところだ。
リスタイとは
ボウリングの選手や上手なアマチュアが投げる姿をみると、ボールを持つ手に手袋のようなものを着けていることがある。また、中には金属製の小手のようなものを着けている人もいる。その小手のような道具がリスタイだ。
リスタイは手首が必要以上に曲がらないように着けるもので、投球の安定性やボールの回転アップにつながる道具だ。ボウリングを始めたばかりだと、何となく格好をつけているみたいで恥ずかしいかもしれない。私もそうだった。
しかし、初心者であればリスタイを装着することで投球の軌道が一定し、また投球時に変にボールを捻ることが少なくなるので効果的だと思う。
リスタイの種類
リスタイには色々な種類があるが、最も一般的なものが写真のように手の甲を隠すタイプだろう。私は左利きなので写真のようになるが、手のひらには鉄板状の硬い部材が入っていて、好きな角度をつけられるようになっている。
どの角度が良いかは個々人によって違うので、実際に投げてみて調整するのが良い。手首が固定されるのでテイクバックで手首が反り返ることがなくなり、きちんとした回転をかけることが出来る。
価格も1000円から2000円程度なので、ものは試しで使ってみて損はないだろう。
こちらは金属製のロボリストというタイプで、ガチガチに手首を固定するリスタイだ。手首の角度を細かく設定出来るほか、手の向きも自由に設定出来るという特徴がある。
簡易なリスタイに比べてかなり窮屈で、使い始めはボールが投げにくくて、一時的にはスコアが落ちる可能性も高い。しかし、慣れてしまえば他のリスタイよりも回転が数段鋭くかけられるので、ストライク率も上がってくる。
価格的には一万円前後する商品なので気軽には買えないが、スコアで伸び悩んだ時には思いきって試してみる価値はあると思う。
リスタイは必要か否か
「リスタイを使うと変な癖がついたり、必要な手首の力がつかなくて上達しない」という人がいる。逆に、「力の弱い人や筋力のない人にとっては効果的だ」という人もいる。
個人的には、リスタイが使いやすければ使った方が良いと思うし、特に私のような非力な中高年にとっては便利な道具だと感じる。現在は主に金属製のロボリスト使っているが、慣れてしまえば一定の回転を常にかけられるというメリットは大きい。
もちろんリスタイを使わず投げた方が、微妙な調整が出来るというかたもいるだろう。その辺は人それぞれだと思うので、一概にどちらが良いとは言い切れないだろう。
しかし、プロの世界では2020年からプロテクターの使用が禁止されるようなので、プロを目指す人は使わないようにする必要がありそうだ。一方で、プロの使用が禁止されるということは、やはりそれだけ効果があるということだろう。
規定に合った道具なら何でも使えるスポーツだけに、効果のあるリスタイは上手に使った方が特だということだろう。