ボウリングが好きで、毎週リーグ戦にも参加している。マイボールを作って本格的に取り組みはじめてまだ5年ほどだが、以前に比べて握力や腕の力が付いてきた。それでもゲーム数の多い大会になると、後半になればなるほどボールのコントロールと回転が悪くなる。少しでもカバーするためには握力や手首を鍛える必要があるだろうと思い、昨年秋からちょっとした道具を使ってトレーニングをしている。
回転数で握力を鍛えるスピナー
握力を強くするために使っているのが、「NSD Power Spinner スピナー (オートスタート機能搭載)」という商品だ。手のひらにすっぽりと入る球形の本体内にジャイロが入っており、ジャイロを回転させることで重さを感じるというものだ。ストレス解消用としてハンドスピナーという商品があるが、回転すると重さを感じるというのは同じ原理なのだろう。
使い方は簡単だが、ジャイロを回転させるのには少しコツが必要だ。
まず、ジャイロに書かれている矢印を上に向ける。次に、本体をしっかりと両手で持ち、両手の親指で矢印の方向に押してゼンマイを巻く。指を押し返す力が強くなったら指を離す。そうすると勢いよくローラーが回転するので、回転に合わせて手首を動かしジャイロの回転を増やす。高速回転することで、瞬間的に最高8kgほどの重さが発生するようだ。
「一日5分」がトレーニングの目安とのことだが、高速回転を持続させるのは1分でも辛い。負荷をかけたり緩めたりしながら、さらにはテレビでも見ながら使うのが一番良い使い方ではないだろうか。
私はお風呂上がりにテレビを見ながら使っているが、握力と手首の力は維持できていると思う。私のように中高年になると、急激な筋力アップを図るのではなく、現状維持または緩やかな筋力アップが怪我もなくて良い。そういう意味でも、この道具は自分に合わせて負荷を変えられるので重宝している。
楽しいから続けられる
この道具は回転させるのに少しコツがいると書いたが、最初は全く回すことができなかった。買って失敗したかなと思うぐらい上手くいかなかったのだが、ネット配信動画を見ながら練習をすることで回すことが出来るようになった。
回せるようになると、「回す」という動きが単純に楽しい。ハンドスピナーがヒットしたのと同じで、ブンブンと音を立てて回しことが楽しくなってくる。
楽しいから継続できる。これが他の握力強化グッズやダンベル等との違いのひとつだろう。