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【注目商品】簡単にゴムバンド固定ができる「アイレット付シール『halt(ハルト)』Tag」が使いやすい

ゴムバンドのついた手帳といえば、真っ先に思い出すのがモレスキンだ。バッグに入れておいても、ページが折れないという所が良い。同様にゴムバンドの付いた手帳はいろいろとあるが、なかなか気に入る中身がない。それなら、いっそのこといつも使っている手帳をゴムバンド付きにしてみるのが良いかもしれない。

貼るだけでゴムバンド付きになるアイテム

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お気に入りの手帳やノートに貼るだけで、ゴムバンド付きの道具になる。それが株式会社ウキマの「アイレット付シール『halt(ハルト)』Tag」だ。先日開催されたISOTでも展示されていた商品で、工作気分を味わえるのも良い。

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使い方は簡単。タグの部分を手帳やノートの表紙に貼るだけだ。アイレット綴じと呼ばれる特殊な綴じ具の中をゴムバンドを通し、チャームの中に結び目を入れると出来上り。 

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見た目もスマートで機能的にも優れた道具が出来上がる。種類も6種類あるので、好みや用途に合わせて使い分けても良いだろう。また、手帳カバーやノートカバーに取り付ければ、ひとつの「hal十(ハルト)」を長く使うことができるだろう。

私は通帳カバーにも取り付けてみたが、しっかりと固定されてなかなか良い。アイデア次第で使い道も増えるだろう。

「アイレット綴じ」とは

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http://www.ukm.co.jp/tojiru/index.html

「アイレット綴じ」とは聞き慣れない製法だが、ヨーロッパでは古くから行われている製法らしい。簡単に言うと、ホッチキスの針で綴じた部分が膨らんでいて、バインダーに綴じたり紐を通したりできるというものだ。

私がこの製法を初めて見たのが、板橋区の小茂根福祉園が作っているカレンダーだった。独特の絵柄と立体的な手触りの印刷方法に感銘を受けるとともに、綺麗な曲線のアイレット綴じにも見入ってしまった。

それがご縁で株式会社ウキマさんを見学させていただくとともに、アイレット綴じ商品のことを知った。なかなか便利で重宝する道具ばかりだ。

小さな会社の大きな取りくみ

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株式会社ウキマは東京都板橋区にある小さな会社。昭和42年創業のこの会社は、会社というよりも町工場という名前の方が似合う製本会社だ。町工場という名前が似合うのは規模が小さいからというのではなく、大きな会社にはできないモノづくりを行っている会社だからだ。

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また、前述した通り板橋区の小茂根福祉園が発売しているカレンダーも手がけられていて、福祉分野での製本にもいろいろと取り組んでいる会社でもある。小さなオーダーにもきめ細かく対応しているという点が、大きな会社や工場にはできない特徴の一つだ。

印刷会社と組んで最終工程作業を行うだけではなく、自らも販売会や展示会に出展するなど精力的に営業活動も行われている。製本会社が文房具の世界に新たな商品を送り込む。こういう会社にこそ伸びていって欲しいなと思う。