気分はポレポレ よろず情報ブログ

大好きな文房具や書籍、日常のことなどを随時更新中です!

文房具好きなのでオリジナルメモ帳で感謝の気持ちを伝えることにした

 部署替えや人事異動というのは、会社員にとっては避けて通れないことだろう。仕事にも職場に慣れ親しんでいても、 必要とされれば新たな職場に異動することもある。今回私も職場を異動することになったが、お世話になったメンバーにオリジナルのメモ帳で感謝の気持ちを伝えることにした。

Tシャツ型のメモ帳 

f:id:polepole103:20160629094513j:plain

 製作してたのはオリジナルのTシャツ型メモ帳。職場のごくごく親しかったメンバーへのお礼として製作したが、表面には職場のロゴマークを、裏面にはこのブログでも使っている似顔絵と自筆のサインを入れてみた。

 Tシャツ型のメモ帳は「アイレット綴じ」という製法が施されていて、ネックストラップに取り付けたり、壁のフックに引っかけたりすることができるようになっている。絵柄はイラストレーターで製作したものをPDF化し、それをそのままカラーで印刷してもらっている。

 ちょっとしたお礼やプレゼントは個人的には「消え物」が良いと思っていて、そういう意味でもこういったメモ帳なら気軽に使ってもらえるのではないかと思っている。文房具好きということを覚えておいてもらえれば、さらに嬉しいことだなとも思う。

チャレンジしている町工場

f:id:polepole103:20150501223845j:plain

 今回Tシャツ型メモ帳を作ってもらったのは、東京都板橋区にある株式会社ウキマという小さな会社。昭和42年創業のこの会社は、会社というよりも町工場という名前の方が似合う製本会社だ。

 町工場という名前が似合うのは規模が小さいからというのではなく、大きな会社にはできないモノづくりを行っている会社だからだ。実際にこの会社を訪問したことがあるが、川沿いに立てられた社屋からは製本機の音が響いてきて活気にあふれていた。

 社長の樋下田さんとはご縁があって何回かお会いしているが、アイレット綴じを使った「首から下げられるTシャツ型メモ」や、スマホ型のリーフレットを作られたりとアイデア満点の仕事をされている。

f:id:polepole103:20150310173045j:plain

 また、以前ご紹介した板橋区の小茂根福祉園が発売しているカレンダーも手がけられていて、福祉分野での製本にもいろいろと取り組んでいらっしゃる会社でもある。小さなオーダーにもきめ細かく対応してくださるようで、そこにもモノづくりの原点を見るような気がする。

 今回お願いした個人で作るTシャツ型メモ帳のように、「小ロットのオーダーや特殊なオーダーに的確に迅速に応える」というこの会社は、大きな会社や工場にはできないきめ細やかさがあり、モノづくりの職人集団が運営しているような雰囲気があるのも特徴の一つだ。

 印刷会社と連携して最終工程を行っている会社だが、自らも販売会や展示会に出展するなど精力的に営業活動も行われている。樋下田社長の紳士な物腰と雰囲気からは想像で来ないアクティブさだが、こういう会社が伸びていくような社会であって欲しいなと思う。

◇株式会社ウキマ

http://www.ukm.co.jp/index.html