今年の東京は9月に入っても10月になっても暑い日が続き、かと思うと11月には観測史上初の積雪があるなど「秋」が一瞬で飛び去ったような気がする。気がつけば今年も残すところ20日あまり。クリスマスの時期もやってくるが、今年もまた「サンタクロースを追跡するサイト」がオープンしている。昨年の記事をリライトしてご紹介させていただきたい。
サンタクロース追跡サイト
毎年12月に入るとオープンするのが、サンタクロース追跡サイトの『NORAD TRACKS SANTA』。サイトを開くとデフォルトは英語版になっているので、面右上の言語選択タブで「日本語」を選んでクリックしてみよう。
このサイトでは「サンタクロースは実在するか」といったことや、「サンタの追跡方法」などクリスマスを迎える時期にふさわしい楽しい内容が書かれている。また「サンタに関するQ&A」もあるので、こういったページを親子で見るのも楽しい。
NORAD(ノーラッド)は「北アメリカ航空宇宙防衛司令部」という実在する組織で、アメリカとカナダが共同で運営する統合防衛組織だ。そういった経緯でできた組織が、サンタクロース追跡サイトに登場するのには訳がある。
それは、1955年にコロラドの大手スーパーのシアーズが、子供向けにサンタクロース・ホットラインを開設したときの広告に、誤って当時の司令長官へのホットライン電話番号を載せてしまったのがサイト開設のきっかけだった。
子ども達からかかってきた電話(間違い電話)に司令官ハリー・シャウプ大佐が、「レーダーで調べた結果、サンタが北極から南に向かった形跡がある」と回答し、それをきっかけとして現在のサイトを開設したのだ。
子ども達の夢を壊さないための、司令長官の温かい心づかいが素晴らしいなと思う。
今年も可愛いサイトが目を引く
サンタクロース追跡サイトをクリックすると、サンタクロースの村が現れる。建物順番にクリックしていくと、音楽やゲーム、図書館などのページが開くようになっていて楽しめる。
ゲームコーナーでは、12月1日からクリスマスイブまで日替わりで楽しむことが出来るミニゲームが用意されていて、親子や兄弟でクリスマス気分を味わいながら楽しむのも良いだろう。
動画を観てワクワクする
動画のサイトをクリックすると、サンタクロースが北極圏を出発して世界中を飛び回る様子を見ることができる。CGだとわかる画像ながら、なんだか見ていてワクワクするのは私だけだろうか。
むすこが幼い頃はこの動画を見て目を丸くしていただけではなく、サンタクロースを本格的に信じるきっかけにもなった。さすがに今ではサンタクロースの存在は信じていないだろうが、大人になっても楽しい思い出として残っているのではないかと思う。
クリスマス当日はリアルタイムでサンタクロースの飛び回る軌跡を追うこともできるので、それがこのサイトの最大の特徴であり楽しみだ。今年もまた童心に返ってサンタクロースが飛び回る姿を見てみたいと思う。