今週のお題特別編「はてなブログ フォトコンテスト 2014夏」
東京稲城市にある穴澤天神社。京王相模原線「よみうりランド前」駅から歩いて10分ほどの場所にあるこの神社は、日本神話にの神である少彦名命(スクナビコナ)を祭っており、菅原道真公を合祀している神社だ。
毎年8月に行われる例大祭では、国の重要無形民俗文化財となっている「江戸の里神楽(さとかぐら)」が舞われる。舞いは神輿が出てから始められたが、普段は味わうことのできない優雅な舞いに見入ってしまった。
■神輿を見るとなぜか気分が高揚する
神輿の担ぎ手たちが放つ気合いのこもった一言で、重い神輿がぐらりと揺れて持ち上がる。勇ましい掛け声とともに揺れ動く神輿を見ていると、知らず知らずのうちに気分が高揚してくる。
祭りの神輿というのは担いでいる人も見ている人も、知らず知らずに気分が高揚してきて、時には大きな声で掛け声をかけたり、場合によってはザバンと水をかけたりする。それがさらに神輿の担ぎ手と沿道の見るのものと心の距離を縮めていく。
神輿が出立するときの興奮の後に静かな奉納の舞を見るというのは、昔も今も絶妙なバランスを保っているのではないかと思う。
◇穴澤天神社