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文房具のなかでも、気軽に集められるもののひとつがマスキングテープだろう。最近ではお土産としてもひとつのジャンルを築いていて、観光地のお土産やさんでも見かけることが多くなった。また、最近では手軽に持ち歩けるタイプも出ているので、好みや用途によって買い分けるのも楽しいだろう。

キングジム「KITTA」

昨年6月にキングジムから発売されたマスキングテープ「KITTA(キッタ) 」。今までのイメージを大きく変えた商品で、５センチに小さく切られたマスキングテープが一包みに4種類入っている。

従来のマスキングテープはロール式なので持ち運ぶのが大変だったが、このタイプであれば手帳カバーなどに挟んで持ち歩くこともできる。裏紙を剥がして使うというのも、シールのようで使い勝手が良い。

「KITTA」はキングジムと高木学園女子高等学校とのコラボで生まれた商品だ。商品ターゲットとなる女子高生の意見を反映した商品なので、発売以来順調に売り上げを伸ばしているのだろう。

現在も人気の「KITTA」だが、3月31日には新バージョンが発売される。これまで12種類のラインアップだったが、無地やドット柄、手書き風のイラストなど18種類が追加される。

さらに、今までよりも細い7mm幅のテープがセットになったスリムタイプも発売される。手帳のデコレーションなどに使えるようにと考えられたラインナップだ。

新しい表紙を見ているだけでも楽しい。中身のマスキングテープも新しいデザインになっているので、集める楽しみもさらに増えるのではないだろうか。

仕事関係で色々な展示会に足を運んだことがある。既存の商品やサービスだけではなく、世の中に出る前の段階で知るというのは知的好奇心も刺激されて楽しい。それが大好きな文房具の世界であればなおさらだろうと思う。今から半月後が待ち遠しい。

文房具メーカーのコクヨが毎年開催しているのが、「コクヨの博覧会。コクヨハク」。今年もまた、東京駅近くの会場で3月31日から4月2日までの3日間に亘って開催される。例年、春休み時期だということもあって大勢の人で賑わい、昨年は約2万2千人が訪れたという一大イベントとなっている。

毎年、このイベントでしか買えない限定商品が出されるが、今年も限定商品が徐々に発表されてきた。今月初めに発表されていた「イプシオンロケット発射記念プラスチック座布団」だけではなく、JAXAとコラボした「H2Aロケットキャンパスノート」も発売されるようだ。

また、コクヨが広く一般から募集し商品化を目指すコクヨデザインアワードからも、美しく素敵な商品が登場するようで興味深い。そのほかにもコクヨハクでしか買えない商品がいくつもあるようなので、ホームページをチェックしながら当日足を運ぶ算段をしなければいけないなと思う。

■コクヨハク

日時：2017年3月31日(金)〜4月2日(日)
　　　午前10時〜午後8時(最終日は午後6時まで）
場所：JPタワー/KITTE地下１階「東京シティアイ」

会場となる「KITTE（キッテ）」は旧東京中央郵便局の建物を活用した商業施設で、東京駅丸の内口から歩いてすぐの場所にある。この利便性の良さもあって大勢の人が集まるのだろう。

さらに、今年もまたイベントが充実している。2日目の4月1日(土)には写真家の梅佳代さんのトークイベントが行われ、最終日の4月2日(日)にはコクヨのスクラップブックが大好きなみうらじゅんさんへの贈呈式が予定されている。

梅佳代さんは人気の写真家さんだし、みうらじゅんさんは漫画家でありイラストレーターであり”ゆるキャラ”を世の中に送り出した方だ。大勢の方が集まることだろうし楽しみなイベントだ。

今までなぜか出張ややんごとなき用事が入って、行きたいのに行けなかったコクヨハク。今年こそはと思いつつも、気合いを入れるとまた用事が入りそうなので、淡々と静かに行くことを目指そう。「『年に一回のイベント』というのがまた厄介なんだよな〜」と思いつつ。

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