長年働いてきてもプレゼン資料を作る機会はまだまだ多くて、会議資料であったり周知資料であったりと様々だ。また、紙資料が多かった頃に比べると「手早く、わかりやすく作る」ということが求められるようになってきているので、手早い作業も求められることが多い。
そんな時に役立つのが、森繁湧太さんが書かれた「シーンごとにマネして作るだけ! 見やすい資料のデザイン図鑑」という一冊だ。見やすくて分かりやすい資料の作り方が、文字通り分かりやすく丁寧に書かれている一冊だ。
何よりも分かりやすいのが、資料の作成例が「Before & After」で示されている点。グラフの使い方やタイトル画像の使い方などが一目瞭然で、読み進めるだけで分かりやすい資料を作れるよう工夫されている。
また、個人的に便利だなと思ったのが、資料に使う配色早見表が付いている点だ。資料を作る時に一番迷うのが色の使い方。この表を見ることで、メインカラーとサブカラー、アクセントカラーなどが一目瞭然なので今までよりも迷うことなく色を使うことができるようになった。
さらに、様々なサンプルをダウンロードすることができるので、本書で学んだ資料の作り方をある程度サンプルから作り上げることができるのも非常に便利だ。
プレゼン資料作りで頭を悩ませている方がいらっしゃれば、ぜひ参考にしてほしい一冊だ。