コロナ禍での外出規制が少しずつ緩やかになってきたが、大勢の人が集まる場所に行くのは少し不安。そういう方も多いのではないだろうか。私もその一人なので、天気の良い日に散歩を兼ねて戦争遺跡のある公園を散策してきた。
弾痕の残る「旧 日立航空機立川工場変電所」
東京都東大和市にある東大和南公園には、第二次世界大戦時の戦争遺跡が残っている。「旧 日立航空機立川工場変電所」という建物だ。この建物は1938年(昭和13年)から1993年(平成5年)まで使用されていた変電所で、「西の原爆ドーム、東の変電所」とも呼ばれている戦争遺跡だ。
航空機のエンジンを生産する軍需工場へ送電する変電施設だったが、戦争が激化した最にグラマンなどの戦闘機によって銃撃された跡が今でも残っている。
明るくのんびりとした公園のなかにある戦争遺跡。時にはこういう場所を散策して、今の平和を実感するのも良い過ごし方ではないだろうか。